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    排水流入か、川のコイ大量死…pH急上昇

    • 大量に死んだコイ(10日午後2時頃、砂押川で)
      大量に死んだコイ(10日午後2時頃、砂押川で)

     10日午前11時半頃、神奈川県鎌倉市大船と横浜市栄区の市境にある砂押すなおし川で、「コイが大量に死んでいる」と通行人から大船署などに通報があった。

     同署員らが川の水質を調べたところ、水素イオン指数(pH)が急上昇しており、コイ約90匹が死んでいた。

     横浜市の発表などによると、JR大船駅エリアで5月から実施している再開発事業の工事現場から、排水が川に流入したことが原因とみられる。工事現場ではコンクリートの粉塵を抑えるため散水を続けていたが、川に向かって傾斜になっている場所から粉塵を含んだ水が、何らかの原因で川に流れていったという。

     発覚直後、排水漏れを防ぐ土のうを積むなどしたところ、川の水質が元に戻った。コンクリートが水に溶けて水素イオン指数が上昇したとみられる。工事を請け負っていた大船駅北第2地区市街地再開発組合事務局は、「被害の拡大防止に努め、原因を究明したい」と述べた。

     コイの突然の大量死に地元住民たちは動揺した。川の近くに住む主婦(72)は買い物帰り、川の水が白く濁り、苦しそうにはねるコイの姿を見かけて、異変に気付いたという。すぐに鎌倉市役所に連絡し、また川に戻ったが、すでに大量のコイが死んでいたといい、「この川には、コイやカモといった生き物がいて、見ていて和んでいた。本当にかわいそう」と落胆していた。

    2017年08月11日 12時58分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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