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    自転車保険、名古屋で義務化…市内通過者も対象

    • 名古屋市制作のCMの一部(名古屋市提供)
      名古屋市制作のCMの一部(名古屋市提供)

     名古屋市は、10月1日から市内で自転車を利用する人に対して、損害賠償保険への加入を義務付ける。

     4月1日に施行された市の「自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」によるもので、義務化は愛知県内では初めての試みだ。

     義務化は自転車事故を巡り、近年、高額の賠償責任を問われるケースが相次いでいることが背景にある。神戸市で帰宅途中の男子小学生の自転車と正面衝突した歩行中の女性の意識が戻らず、監督責任を問われた母親に2013年、約9520万円の賠償命令が出た。愛知県内でも2012年、男子生徒の自転車が歩行中の女性と正面衝突して、その後、女性が死亡し、賠償額が約2080万円に上るなどしている。

     名古屋市内では交通事故死傷者数に占める自転車事故の割合が全国より4~5ポイント高い傾向にあり、高額な賠償に備えたり、被害者の保護を進めたりするためにも義務化することが必要と判断した。同様の条例は兵庫県や大阪府などでも施行されており、罰則はない。

     自転車事故の損害賠償責任を補償する保険は自転車向け保険のほか、自動車保険や火災保険の特約など様々な種類がある。市はCMを作り、在名テレビ局5局で16日まで放送するなどしている。市の担当者は「市内を通過する方も対象となるので、周知徹底を図りたい。まずは保険に加入しているか確認してほしい」としている。(小栗靖彦)

    2017年09月14日 10時42分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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