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    保育園児のミルクに脱酸素剤混入、67人飲む

    • 謝罪する高岡市の吉沢実福祉保健部長(右)ら
      謝罪する高岡市の吉沢実福祉保健部長(右)ら
    • 抹茶ミルクに混入したものと同じ脱酸素剤(高岡市提供)
      抹茶ミルクに混入したものと同じ脱酸素剤(高岡市提供)

     富山県高岡市は10日、市立西部保育園(高岡市横田本町)で、調理員が誤って脱酸素剤を混入させた抹茶ミルクを園児67人が飲んだと発表した。

     これまでに体調不良を訴えた園児はいないという。同市では昨年11月にも別の市立保育園で同様の異物混入があり、衛生管理マニュアルを見直したが、生かされなかった。

     発表によると、10日午後3時頃、おやつとして出された抹茶ミルクを飲んだ園児がコップ内に破れた袋が入っているのを見つけた。保育士がすぐに飲むのをやめさせたが、園児87人のうち0歳児4人、1歳児14人、3歳児10人、4歳児23人、5歳児16人が飲んだという。

     脱酸素剤は酸化を防ぐためのもので、縦約3センチ、横約2センチの薄い袋に入った状態で抹茶ミルクを作るための粉末の製品に同封されていた。60歳代の女性調理員が粉末とミルクをミキサーで混ぜる際に、誤って混入したという。市は「鉄粉などが主成分で安全が確認されている」と説明するが、11日も園児の健康状態の確認を続ける。

     市は昨年の混入を受け、〈1〉1人で作業せず「(食材の)中身は確認しましたか」などと声を掛け合う〈2〉食材をザルとボウルを使って確認し、異物があれば取り除く――などとマニュアルを見直した。だが、調理員は今回1人で作業し、粉末をボウルに開けただけでザルは使っていなかったという。

     吉沢実福祉保健部長は「マニュアルが徹底できていなかった。給食の安全性を損ない、おわびする」と謝罪した。同部は、11日に保育園長や調理員らを集めて緊急の対策会議を開き、再発防止を徹底する。

    2017年11月11日 10時41分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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