運転手困惑「早く直して」雪解けて道路穴だらけ
積雪期が終わり、盛岡市が道路にできた穴の補修に追われている。
積雪でしみ込んだ水分が凍って路面が隆起する「凍上現象」と、雪解け後の交通量の増加が影響しているとみられる。市道の破損は推定約4800か所で、車のタイヤがパンクする被害も出ている。
「タイヤが穴に入るとかなりの衝撃。運転しづらい」。盛岡市のタクシー運転手の男性(43)が困惑顔を見せた。運転手になって約10年だが、「こんなに穴が多かったことはない。早く直してほしい」と訴える。
市は2~3月、市道の穴を埋めるためにアスファルトの補修材(1袋20キロ)を約3400袋(約3400か所分)用意。ほかに業者に1370か所の補修を指示しており、市道の破損箇所は推定で計約4800か所に上るという。
凍上現象では、経年劣化によるアスファルトのひびから雪解けの水分が入り込み、気温の低下で凍結・膨張して路面のひびが隆起する。気温が高くなる3月に交通量が増えて路面に負荷がかかり、穴ができたという。道路の穴などが原因の車の破損に対して市が損害賠償を行った件数は、2012~16年度で平均17件。17年度は、タイヤのパンクや車の損傷などの連絡が200件を超えている。
市は通常、市道の維持・補修を市内の建設業者8社に委託しているが、災害時応急対策業務協定を結ぶ市建設業協同組合に協力を求め、急きょ5社を追加。市道の維持・補修費も3500万円増額した。18年度は降雪期前の市道の一斉点検を検討している。
現在、補修材による応急対応をほぼ終え、本格的な補修を進めている。道路管理課は「穴を見つけたら車の速度を落として避け、安全運転を心掛けてほしい」としている。破損箇所の情報提供は同課(019・626・7518)へ。








