アブラボウズを高級魚クエと偽って販売、農水省が注意文書
深海魚のアブラボウズを高級魚のクエ(アラ)と偽って販売する事例が相次いだとして、農林水産省は19日、漁業団体や流通業界、都道府県などに対し、注意喚起の文書を出した。
アブラボウズは多くの脂肪を含んでおり、大量に食べると下痢をすることもあるという。
農水省によると、大阪府岸和田市の水産物販売業「矢崎」が昨年10〜12月、アブラボウズを「クエ」と表示し、約2トンを販売。別の業者が「アラ(クエ)しゃぶセット」などとカタログに掲載し、販売しているケースも確認されている。
注意文書では「価格差が大きく、消費者に誤解を与える」として、関係者への周知、指導を徹底するよう求めている。アブラボウズの卸売価格は1キロあたり700〜1500円なのに対し、クエは3000〜1万円程度。クエは関東では「モロコ」、九州では「アラ」とも呼ばれるという。
(2008年3月19日23時20分 読売新聞)