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山形・月山山ろくで地滑りの可能性、国交省が対策着手へ

 山形県の月山(標高1984メートル)南西側山ろくで、広範囲な地滑りが起きる可能性のあることが国土交通省の調査で分かった。

 軟弱な地盤と豊富な水脈が主な原因とみられ、3年間に最大約1・7メートル移動した地盤もあった。同省は来年度にも過去最大規模となる約9650ヘクタールの地滑り対策に着手する考え。

 専門家は「放置すれば直下型地震で大規模な崩落につながる恐れがある」と指摘している。

 山ろくの地盤は、硬い火山岩の上に、深さ約100メートルの軟らかい火山噴出物が堆積(たいせき)。さらに、月山の万年雪から出る大量の雪解け水が地表近くを流れており、地滑りを誘発しやすい。対策工事の対象地域は、同県西川町の寒河江ダムから北北西に約15キロ離れた同県鶴岡市の月山ダムまでで、集落や湯殿山温泉などの温泉街が位置する。

 同省は昨年度からの調査で同地域の地滑り面を確認。来年度にも井戸やトンネルを設けて地下水を排水するほか、えん堤や(くい)を施し、地盤の動きを止める本格的な工事に着手する。

2008年6月26日03時04分  読売新聞)
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