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北朝鮮ミサイル発射時、Jアラートの使用見送り

 北朝鮮が「人工衛星」だと主張して弾道ミサイルの発射準備を進めている問題で、内閣官房が総務省消防庁に対し、「全国瞬時警報システム(Jアラート)」の使用を見送る方針を伝えていたことが31日、分かった。

 今回の市区町村への情報伝達には、専用回線メールで一斉同報する「エムネット」を使う。

 消防庁によると、Jアラートの使用が見送られたのは、国内に着弾する可能性が低く、他国による武力攻撃には当たらないと政府が判断したため。Jアラートは、人工衛星を利用し、発射後20秒ほどで住民に情報を伝えられるが、完全整備している自治体数は102しかなく、秋田県はゼロ、岩手県は4市町にとどまっている。

 一方、エムネットは市町村の担当課のパソコンにメールが届くと着信アラームが鳴り、職員が防災無線を使って住民に伝える仕組み。こちらは5分程度かかるが、全国自治体の約7割で整備されている。

 消防庁の通知を受け、岩手県釜石市は31日、エムネットでミサイル発射の情報が入ってからも、屋外スピーカーでの住民広報を見送ることを決めた。「危険がないのに放送すれば、逆に住民が混乱してしまう」と判断した。

2009年4月1日15時16分  読売新聞)

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