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東京駅の女性突き落とし、懲役12年を求刑

 JR東京駅の女性突き落とし事件で、殺人未遂罪などに問われた無職太田周作被告(25)の裁判員裁判の第3回公判が6日午前、東京地裁であった。

 検察側は論告で「秋葉原事件をまねて無差別殺人を計画しており、犯行は悪質極まりない」と述べ、懲役12年を求刑。弁護側は「発達障害の影響で責任能力が低下していた。4年以下の懲役刑を求める」と主張して結審した。井口修裁判長ら裁判官3人と裁判員6人は、同日午後から最終評議に入った。判決は9日午後に言い渡される。

 太田被告の発達障害について、検察側は論告で「知能は通常の人のレベル。犯行に直接影響を及ぼすものではない」と主張。一方、最終弁論で弁護側は、太田被告が一度強く思いこむと冷静になれないという点を強調し、「刑を軽くする情状になる」と述べた。

 これに先だって、被害にあった女性(当時60歳)が法廷外の部屋と法廷を中継するビデオリンク方式で意見陳述を行った。裁判員らは手元のモニターで女性の姿を確認し、太田被告や傍聴席からは見えないように大型モニターの電源は切られた。女性は時折、声を詰まらせながら「私のような被害者が二度と出ないように、被告を一生刑務所から出られないようにしてほしい」と訴えた。

 女性の代理人弁護士も「殺人未遂罪の有期懲役で最長の懲役20年を求める」と主張した。

2009年11月7日03時12分  読売新聞)
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