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被災者「総理に来てもらっても何も変わらない」

 津波発生から約3週間後に岩手県陸前高田市を訪れた菅首相の視察に、避難所暮らしが長引く被災者たちの反応は様々だった。

 同市の仮庁舎が設置されている市学校給食センターで達増拓也知事、戸羽太市長から現状報告を受けた首相は、避難所が設けられている市立米崎小へ。首相は、体育館内の約30か所の居住スペースで避難生活を送る住民らに「最初は物資が届かなかったと思うが……」などと声をかけ、被災者を見舞った。

 首相の視察について、被災者の女性(72)は、「今、総理に避難所に来てもらっても何も変わらない。国には元々期待していません」と語った。

 88歳の母と避難所で暮らす主婦(60)は「とにかく、仮設住宅でもいいから家が欲しい。総理には実際に避難所を見て、寒さや大変さを感じてもらいたい。今日の視察を支援につなげてほしい」と話した。

2011年4月2日12時30分  読売新聞)

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