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陸前高田市長、不明だった妻と悲しみの対面

 岩手県陸前高田市は6日、東日本大震災の直後から行方不明になっていた、戸羽太市長(46)の妻久美さんの死亡が確認されたと発表した。

 久美さんは4日が39歳の誕生日だった。

 戸羽市長によると、5日午後、遺体安置所に久美さんに似た遺体があると連絡を受け、無言の対面をした。久美さんは、市内の自宅から高台に逃げる途中、津波に流されたとみられる。

 地震発生の直前、戸羽市長は携帯電話で、「近頃は子供たちを構ってあげられなかった。今日は焼き肉でも行かないか」と提案し、久美さんが「子供たちに聞いてみるね」と答えたのが最後の会話になった。

 今も被災した市民の支援に奔走する戸羽市長は「長男(12)や次男(10)にはまだ(久美さんの死を)話していない」と明かし、「遺体に『申し訳ない』と謝った。こういう立場でなければ、すぐに助けに行ったはず。今まで放っておいた訳で、夫として、人として、情けない」と硬い表情で語った。

2011年4月6日19時59分  読売新聞)

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