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津波で流された政宗の直筆手紙、奇跡的に発見

 宮城県石巻市の旧家に代々伝わり、東日本大震災の津波で流された仙台藩初代藩主・伊達政宗(1567〜1636年)直筆の手紙2通が5月31日、隣家の敷地で奇跡的に見つかった。

 手紙は掛け軸になっており、海水をかぶり、多少変色したものの、ほぼ無傷。伊達家資料を研究している仙台市博物館によると、ともに嫁いだ娘に宛てた私信で、発見した所有者の男性は「もう見つからないと思っていた」と感激している。

 手紙は、宮城県角田市一帯を治めていた石川家に嫁いだ次女・牟宇(むう)姫に宛てたもの。約400年続く石巻市湊町の旧家の20代目で、歯科医師内海伸宏さん(59)が所有している。入手経緯などは不明だが、代々、「政宗の手紙」と受け継がれ、内海さんが掛け軸に仕立てた。内海さん宅は土蔵とともに津波で全壊。掛け軸は木箱に入れて土蔵で保管していたが、建物ごと流され、内海さんが5月31日、がれきの中で先祖の位牌(いはい)を捜していた際、偶然、隣家の敷地で見つけた。

2011年6月3日03時03分  読売新聞)

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