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警戒区域へ3巡目の一時帰宅、久々の墓参りも

 東京電力福島第一原発周辺で、警戒区域への3巡目の一時帰宅が行われている。12日には、大熊、双葉、浪江3町の住民が自宅に戻った。

 3巡目からは、事前申請をすれば墓参りが可能となり、久しぶりに墓前で手を合わせる人たちも姿もあった。業者などの同行も認められ、双葉町と浪江町には、引っ越しや石材関連など6業者が入った。

 大熊町野上の農業池田謙一さん(90)と妻ちよ子さん(79)は帰宅前、自宅近くの墓に立ち寄り、煎餅や酒などを供えた。ちよ子さんは「そんなに来られないけど勘弁して下さい」と先祖が眠る墓に声をかけ、「みんなの生活が少しでも良くなるよう見守って下さい」と祈った。

 3巡目の一時帰宅は1月29日から始まり、3月末まで7市町で実施される予定。3巡目からは、車に乗ったまま身元確認や放射線の検査が受けられるなど、手続きが簡略化された。政府の原子力災害現地対策本部によると、12日は3町の484世帯、計1145人が自宅に戻った。

2012年2月12日18時38分  読売新聞)

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