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コラム

電脳明晰

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電子印鑑 決裁ポン

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USBメモリー(左)に電子の印鑑が収まっている

 オフィスで使う文書が次々と電子化されている。インターネットを通じてダウンロードしたひな型に必要事項を書き込み、提出することも今や当たり前だ。

 そこで、電子化をさらに快適にする一助として、パソコンに差し込むだけで使えるという電子印鑑の使い勝手を試してみた。(佐藤俊彰)

STEP1  印影選びパスワード設定

 まずパソコンのUSBポートに電子印鑑の入ったUSBメモリーを差し込み、説明書に従って、次回以降、自動的に起動するように設定する。

 次にプロパティ画面を開き、印影を確認する。初期画面には3種類の印影が出てくるが、購入当初の状態で使えるのは、認め印と日付印の2種類。残り1種類はダミー印で、オプションで印影を追加した場合に入れ替える。

 引き続き、プロパティの全般設定で、日付印に刻まれる日付の書式を4種類の形式から選択する。印影の色も赤と黒のどちらかを選べる。最後に不正使用を防止するためのパスワードを設定して、作業は完了だ。

STEP2  押したい場所でクリック

 この電子印鑑が使えるのは、マイクロソフトのワード、エクセル両形式と、アドビのアクロバット(PDF)形式の書類。

 印鑑を押したいファイルを開き、画面下のタスクバーにある赤い「I」マークをクリックすると、印影を表示する小窓が立ち上がる。登録済みの印影の中から、使いたい印影の番号を選び、クリックする。

 すると、マウスの矢印が指さし形に変わり、あとは捺印(なついん)したい場所でクリックし、捺印は完了だ。お望みの場所に印影が現れるはずだ。

 この時点でファイルはロックされ、新たな書き込みや内容の変更はできなくなる。

STEP3  捺印の削除も可能

 捺印の削除には2通りの方法がある。捺印直後であれば、タスクバーのIマークを右クリックして、「捺印取り消し」を選択する。ただ、捺印後、上書き保存などの操作を加えると、取り消しできない。

 その場合はIマークの右クリック後、「印影削除ユーティリティ」を選択する。印影を削除したいファイルの種類を指定し、画面の指示に従う。この機能を使うと、そのファイルに含まれる捺印はすべて削除されるため、複数の捺印がある場合は、再度、押印し直すなどの注意が必要だ。オプションで、役職印や角印、住所印なども用意されている。別途、発注すれば、手元にある実物の印影を取り込んでもらうことも可能だ。

ワードでは「印刷レイアウト」で

  1. ワードで捺印する場合は、ファイルの表示を「印刷レイアウト」に。
  2. PDFの場合、操作は書き込み可能なソフトで。閲覧専用ソフトは未対応。
  3. 誤作動などを避けるため、USBメモリーは停止操作後に引き抜こう。

記者の感想

 専用ソフトのインストール不要とあって、USBメモリーを気軽に携帯して使用できる点は便利だ。電子印鑑を効力のあるものとして受け入れる環境作りも進んでいる。ただ、書類をプリントアウトした場合、印影も印刷になるので注意。

パソコンに差し込むだけ

携帯電印 パソポン
  ワードやエクセルで作った見積書などに捺印できる電子印鑑。いつも持ち歩いて、パソコンに差し込むだけで捺印できる。3種類の印影データを使い分けられる。押印情報はパスワードで保護され、パソコンには残らないので安心。複雑な印影も追加注文できる。印鑑決裁の多い人には便利。 伊藤印材店 標準価格8400円

クリップスタンプPro
  5種類の印影を作れる電子スタンプソフト。基本は無料だが、会社や仕事で使う場合は有料。楕円(だえん)形の三文判や角印などを作って捺印できる。URLは、http://www.vector.co.jp/soft/win95/business/se270763.html(YOMIURI PC編集部)

2007年6月26日  読売新聞)
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