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手書きメモをデジタル化airpenMINI(ぺんてる)紙のノートに専用のデジタルペンで手書きした文字やイラスト、図形などを、そのままパソコンに取り込みデジタル化できる筆記具だ。 パソコンに取り込んだデータは、マーカーや色付きペンで編集することも可能。また、手書き文字は自動的にテキストデータにも変換される。 airpenMiniは、筆跡データを保存する受信ユニットと、専用のデジタルペンをセットで利用する。受信ユニットにはクリップが付いており、このクリップでノートをはさんで固定する。A4やB5サイズのノートであれば上部に、A5以下なら上部だけでなく、左右のいずれかでも読み取れる。 受信ユニットの電源を入れたら、あとはデジタルペンで文字を書いたり、イラストや図形などを普通に記入するだけだ。その筆跡を受信ユニットが受信し、受信ユニット内のフラッシュメモリーに保存される。 受信の仕組みには、光と音の速度差(光の速度が速い)を利用している。デジタルペンで筆記中、ペン先から赤外線(光)と超音波(音)を同時に発信。受信ユニットは初めに赤外線を受け取り、その後に受信ユニット両端にある超音波センサーが超音波を受け取るまでの時間差を感知し、ペン先の軌跡を割り出す。この作業が1秒間に数十回行われ、連続する数十個の点が線として認識されるわけだ。 そのため、受信ユニットとデジタルペンとの間に手を置く、あるいはペン先の発信部を指先でふさぐなどすると、正しく軌跡を認識できなくなる。 なお、デジタルペンには感圧スイッチが使用されているのだが、一般的な感圧スイッチの場合、文字を書くときにどうしても一瞬沈み込む感じになり違和感がある。しかし、airpenMiniに付属のデジタルペンは独自の設計により、この違和感を低減している。実際の使用中、こうした違和感を感じることはなかった。握り心地のよい普通のペンで、ごく普通に文字を書いている感覚だ。 別のページに移動するときは受信ユニットも移動するが、このとき電源ボタンを短く1回押すと改ページされ、メモリー内のデータはページ単位で記録される。 まるでノートがコピーされたように受信ユニット内のデータをパソコンに転送するには、付属ソフトの「airpenNOTE」を利用する。まずは受信ユニットを付属のUSBケーブルで接続。このとき、受信ユニットはUSBケーブル経由で充電される。 「airpenNOTE」を起動し、「アップロード」ボタンをクリックすればデータが転送され、ページ単位でサムネイル表示される。手書き文字や図形などでいろいろと試してみたが、筆跡が正確にトレースされているのには驚かされた。まるでノートをコピーしたかのように、見事にデジタル化されている。 さらに驚かされたのは、文字を自動認識してテキストデータ化する機能だ。アップロードと同時にテキストデータ化されるのだが、かなり正確に変換される。特に読み取りやすいようにと意識した文字ではなく、普通にメモを取る感覚で書いた文字だが、これだけの認識率であれば十分に実用的だ。 テキストデータ化されることで、検索機能が生きてくる。大量にメモを取り込んでも、すばやく目的の情報を探し出すことができるのである。 また、書いた文字を選択してエディター画面を開けば、マーカーで色を付けたり、ペンツールを使った書き込み、テキストデータの挿入なども可能だ。 ネット上でソフトも利用可能airpenMiniユーザーの特典として、Webアプリケーションサービスの「ふみくらぶ」(http://www.fumiclub.com/)も無償で利用できる。これは、「ぺんてる」と「見果てぬ夢」の共同運営サービスで、現在はairpenMiniユーザー限定として「手書きグリーティングメール」と「手書きスケジュール」を提供中だ。いずれも「airpenNOTE」から、簡単にアクセスすることができる。 「手書きグリーティングメール」は、手書きした文字とあらかじめ用意されたテンプレートを合成し、グリーティングカードを作成して携帯やパソコンあてにメール送信できる。 「手書きスケジュール」は、自分専用のサイト上のカレンダーに手書きメモを保存できる。メモはカレンダー上の指定した日付欄に保存され、パソコンや携帯電話から直接アクセスして閲覧が可能だ。 必要なときにサッとメモを取りたいときは、どうしても手書きが早い。また、会議中に図版やイラストを手書きするケースもあるだろう。そんなときは、小さな受信ユニットとデジタルペンを持ち歩き、どんどん手書きすればいい。 あとはパソコンに取り込んで管理すれば、情報の整理整とんも楽ちん。何より手書き文字がテキストデータ化されるのが非常に便利だ。ビジネスシーンばかりでなくオフタイムでも、常に携行しておきたい便利グッズである。(テクニカルライター・小野均) ◇
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