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気になるデジモノ

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身近なモノをスピーカーに

ヨロズオーディオ(デバイスネット)

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付属の小型スピーカーを両面粘着テープで張り付けることで、さまざまなモノをスピーカーにできる
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携帯音楽プレーヤーなどのイヤホンジャックから専用アンプに接続し、スピーカーにも接続
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筒状のプラスチック部にコイルが巻き付けられている。ここが稼働し、モノを振動させて音を出す。奥に見えるのが磁石だ
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ペットボトルは、キャップを外した方が音のヌケがよくなった
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紙の名刺でも音が鳴る。机の上に置くよりも、このように立てた方が音は大きい
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基本的に、空き箱のように音を増幅させる空洞があるモノの方が、より大きな音になる
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こもりのない澄んだ音が鳴ると思い、グラスは数種類試した。いずれも残響音が気になった

 携帯音楽プレーヤーなどの音をペットボトルや段ボールといった身近なモノで鳴らせる万能スピーカーキットだ。

 牛乳パック状の製品パッケージには、小型の専用アンプ、スピーカー、スピーカーを張り付ける両面粘着シート(3枚)、携帯音楽プレーヤーなどと接続するケーブルが入っている。

 専用アンプのIN端子に挿した接続ケーブルで、携帯音楽プレーヤーなどをつなぐ。スピーカーは専用アンプのOUT端子に接続し、両面粘着シートをスピーカーに張り付けたら準備は完了だ。

 専用アンプの電源を入れ、スピーカーを身近なモノに張り付けると、そこから音が鳴る。厳密に言えば、モノに張り付けなくても、付属のスピーカーからは小さな音が鳴る。イヤホンから音漏れしているような感じだ。これを、モノに張り付けることで、大きな音が鳴る。

 一般的なスピーカーは、固定された磁石とコイルがあり、コイルに振動板がつながっている。コイルに電流を流すと、ここに力が発生する。昔、理科で習ったフレミング左手の法則の応用だ。磁石の回りには磁界が発生するが、この向きに対して垂直に電流を流すと、電流の大きさに比例して力が生まれる、というやつだ。この力が振動板を動かすことで音が鳴る。

 一方、ヨロズオーディオのスピーカー部は、固定された磁石の上に、コイルを巻いた筒状のプラスチックがあり、ここが稼働する。スピーカーを張り付けたモノを振動させることで音を鳴らす、という仕組みだ。そのため、振動するモノであれば何でも、スピーカーにできる。

 専用アンプは単4電池3本で動作し、連続再生時間は約10時間。また両面粘着シートは、水洗いすれば粘着性を取り戻す。それでも使えなくなったときは、市販のスポンジ両面テープでも代用が可能だ。

牛乳パック・スピーカーはこもりがち

 製品パッケージは牛乳パック状のスピーカーになっている。まずはこれで音楽を再生してみた。若干こもりがちな音ではあるが、想像以上にクリアな音が鳴る。パッケージは折りたたみ式になっており、携帯すればどこでも使える。花見シーズンが近づいてきたが、そういったシーンで使うのも楽しそうだ。

 次に、500ミリリットルのペットボトルで試した。パッケージより少し低音が強調される印象だった。キャップを外しておいた方が、音のヌケが若干よくなるようだ。段ボールではさらに低音となった。

 基本的に簡易スピーカーのため、音質を追求する製品ではない。しかし楽しくなり、壁や机、窓、トビラ、グラスと、あらゆる場所やモノに張り付けて音を聞き比べてしまった。意外に思ったのは、それほど振動しそうにない壁でも十分な音が鳴ったこと。また、グラスでは反響音が残って少し聞きづらかったことだ。

一番音が良かったのはクーラー

 いろいろと試した結果、筆者の自宅で一番音が良かったのは、サッシに取り付けるタイプのクーラーだった。本体側面に張り付けると、簡易スピーカーとは思えないような音が鳴り、驚いてしまった。なお、材質や厚み、構造、形状によって音は変わるため、今回筆者が試した内容は参考程度にしていただきたい。

 ひとつ気になったのは、スピーカー部のケーブル長が20センチと短いことだ。そのため、専用アンプとプレーヤーの置き場が限定されしまう。延長ケーブルが付属すれば、より自由度が高くなると感じた。

 いろいろなモノをスピーカーにするという発想の面白さだけでなく、実際に使ってみると実用性も兼ね備えていることを実感した。(テクニカルライター・小野 均)

発売デバイスネット http://www.devicenet.co.jp/
実勢価格4980円
標準出力1W
最大出力2W
交流抵抗8Ω±15%
周波数特性425〜9kHz
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電源単4電池×3個(別売り)
専用アンプサイズ57×57×20ミリ
質量41グラム(付属品含む)
2009年3月11日  読売新聞)
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