龍が如く3
さらに進化した大人の娯楽大作

(C)SEGA
これまで通算230万本を出荷した人気シリーズ「龍が如く」の最新作。暴力と欲望の渦巻く歓楽街での人間ドラマを軸としたアクションアドベンチャーで、17歳以上の大人向け娯楽大作だ。
舞台となるのは2009年の日本。ファンにはおなじみの大歓楽街「神室町」に加え、今回は沖縄の繁華街でも物語が展開していく。釣りが楽しめる海辺や南国情緒にあふれた市場など、いかにも沖縄らしい演出がうれしい。
ストーリー本編のほかに、街で困っている人を助けるといったサブストーリーや、店舗内で楽しめるミニゲームなどが豊富に用意されている。ゲームセンターに入れば本物そっくりに再現された「UFOキャッチャー」など様々なゲームが楽しめるし、釣りも凝り出すと意外に奥が深い。本作を楽しむコツは積極的に寄り道することだと言えるだろう。

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なかでも圧倒されるのが、女性が接待してくれる種類の飲食店の再現ぶりだ。若い女性に人気のファッション誌「小悪魔ageha」ともタイアップし、カリスマモデルたちがゲーム中に登場する。容姿だけでなく話し方まで再現した彼女たちとの会話の妙にはまる人は多そうだ。また、自らスカウトした女性を育てていく要素もある。本編を先に進めるのが惜しくなってしまう。
本シリーズに欠かせないケンカの場面も強化された。因縁を付けてきた相手と戦闘に入るまでが切れ目なく続き、周囲に集まるやじ馬さえ自然な動きを見せる。倒れていく敵の姿も痛そうだ。
主人公の桐生一馬は、本作では養護施設の経営者として登場する。子供たちとの温かいふれあいの描写が丁寧で、筆者は食事の場面で思わずほろりときてしまった。街は実際に歩いているような臨場感であり、人物の自然な表情なども素晴らしい。本シリーズにかけるクリエイターの熱意が感じられる。(大和太郎)
| 対応機種 | PS3 |
| 発売元 | セガ |
| 希望小売価格 | 7980円(税込) |
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(2009年3月6日 読売新聞)