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コラム

超モバイル活用

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「スマートフォン&モバイルEXPO」リポート

画面1:幕張メッセにて開催された「第1回 スマートフォン&モバイルEXPO【秋】」の会場
画面2:アンドロイドスマートフォンの利用状況を管理できる「スペクタープロ for Android via メール」
画面3:スペクターソフトのCFO(最高財務責任者)、ラリー・トンプソン氏
画面4:「Geofencing(ジオフェンシング)」機能の設定例
画面5:スマートフォンで写真を撮影すると、関連動画が見られる「SmartCloud(スマートクラウド) イメージベースAR」
画面6:「http://www.nttcom.co.jp/ar-saas/demo.html」で体験できる
画面7:ウェブ閲覧ソフトでデータ管理するオンラインストレージサービス「ソラ箱」
画面8:「iPhone」やアンドロイドスマートフォンからもデータの活用ができる。

 10月26日から28日まで、千葉県・幕張メッセにおいて「第1回 スマートフォン&モバイルEXPO【秋】」が開催された。主に企業ユーザー向けのイベントではあるが、その中から、一般ユーザー向けの気になった製品やサービスについてリポートする。

 「スマートフォン&モバイルEXPO」は、スマートフォンやモバイルに関する様々なソリューションやサービスが展示されるイベントだ。「第1回 Web&モバイルマーケティングEXPO【秋】」「第1回 情報セキュリティEXPO【秋】」「第2回 クラウドコンピューティングEXPO【秋】」も同時開催された(画面1)。

 特に目立ったのは、スマートフォンやタブレット端末を活用した営業・販促支援ツールや、データ管理・活用システムだ。企業においても、スマートフォンやタブレット端末の導入が増加していることを実感した。やはり時代は、確実にスマートフォンやタブレットの活用へとシフトしているようだ。

米国のスマートフォン事情

 以前、「スマホの利用状況を管理」(http://www.yomiuri.co.jp/net/column/mobile/20110621-OYT8T00542.htm)において、アンドロイドスマートフォンの利用状況を記録・リポートするログ管理・モニタリングソフト「スペクタープロ for Android via メール」(販売:AOSテクノロジーズ)を紹介した(画面2)。

 今回、イベント会場にて開発元であるスペクターソフト社のCFO(最高財務責任者)、ラリー・トンプソン氏のセミナー「米国の最新スマホセキュリティ事情」が行われたので、聴講してきた(画面3)。

 米国では、2億3400万人(13歳以上)が携帯端末を保有しており、そのうち8220万人がスマートフォンユーザーだという(2011年7月現在)。利用する機能としては、70%がショートメッセージサービス(携帯電話番号で送れるメッセージ)であり、ウェブ閲覧、アプリのダウンロードの40%に対し、圧倒的に多い。

 そんな中、「両親は、子供が誰と長時間ショートメッセージをやり取りしているのか気になり、不適切なホームページを見ていないかと心配している」とラリー・トンプソン氏は言う。また米国では、子供によるサイバーいじめも深刻化しているそうだ。

 そのため、企業ユーザーばかりでなく、一般家庭においても、特に子供のスマートフォンの利用状況を親がきちんと管理することは大切だと解く。

 米国と日本とでは、文化や社会情勢が異なるため一概には言えないが、日本でも同じような問題が生まれる可能性はある。スマートフォンユーザーが急増する中、今から対処しておく必要があると感じた。

 なお、「スペクタープロ for Android via メール」に、新機能「Geofencing(ジオフェンシング)」が追加されることも発表された(画面4)。これは、エリアをあらかじめ設定しておくと、そのエリアから出たとき、あるいはエリアに入ったときに通知を受け取ることができる機能だ。現行製品も、アップデートにより機能が使えるようになる。

 「スペクタープロ for Android via メール」はアンドロイド用だが、2012年には「iPhone(アイフォーン)」をはじめとする「iOS(アイオーエス)」向けに、アプリとして「Geofencing」機能の公開を予定している。

撮った写真が動き出す新サービス

 NTTコムウェア株式会社の展示ブースでデモが行われていた、「SmartCloud(スマートクラウド) イメージベースAR」という技術も興味深かった。

 これは、アンドロイドスマートフォンでポスターなどに印刷された写真を撮影すると、スマートフォン上で動画の再生が始まるという技術だ(画面5)。例えば、雑誌や新聞、ホームページ上の写真を撮影すると、より詳しい情報を動画でユーザーに伝えることができる。

 同社のホームページ(http://www.nttcom.co.jp/ar-saas/demo.html)において、体験デモ用のアプリが公開されているので、興味のある方はぜひ、体験してみていただきたい。アプリをダウンロードし、同ホームページのサンプル画像を撮影すると、動画の再生が始まる(画面6)。

新しいオンラインストレージサービス

 最後に、無料で使える新しいオンラインストレージサービスを紹介する。

 日本ラッド株式会社が提供する「ソラ箱」というサービスだ。オンラインストレージサービスとは、インターネット上に自分専用のデータ置き場を確保し、ここにデータを保存するサービス。データは、パソコンやスマートフォン、タブレット端末などから活用できる。

 「ソラ箱」は、ユーザー登録するだけで、無料で5.1ギガバイトのデータ保存場所が使えるサービスだ。パソコン上では、ウェブ閲覧ソフトを使ってデータをアップロード(保存)する(画面7)。

 「Internet Explorer」の場合1ファイルずつしかアップロードできないが、「Firefox(ファイアフォックス)」(http://mozilla.jp/firefox/)や「Google Chrome(グーグルクローム)」(http://www.google.co.jp/chrome/)を利用すると、デスクトップからウェブ閲覧ソフト へドラッグ&ドロップして複数ファイルを同時にアップロードできるので便利だ。

 また、「iPhone」とアンドロイド向けアプリも無料で公開されており、ダウンロードすれば外出先からインターネット上のデータを閲覧できる(画面8)。撮影した写真や動画をアップロードすることも可能だ。

 世界的に今、スマートフォンは急速に普及している。今後も、新しいサービス、アプリは多数登場するだろうし、利用のマナーやセキュリティーの問題も浮上するだろう。しっかりと注目しておきたい。(テクニカルライター・小野 均)

2011年11月2日  読売新聞)

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