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iPhone 4Sの料金とサービス比較

 ソフトバンクとauから、各種キャンペーンなどの詳細が発表された。そこで今回は、iPhone 4S(アイフォーン・フォーエス)を購入する場合の両社の料金やキャンペーン、サービスについて比較してみた。なお、すべての情報は2月14日時点のものだ。

 月額料金はソフトバンクが安い

 毎月支払う料金は、通話プランの基本使用料、ウェブ使用料、データ通信費、端末代金(割賦払いの場合)、通話料、SMS(ショートメッセージサービス)送信料といった料金の合計が基本となる。ここから、ソフトバンクなら「月月割」、auは「毎月割」による割引が適用される。


画面1:25歳以下限定のキャンペーンを適用しない場合、月の支払額はソフトバンクが1000円程度安い

 その料金を、表にまとめた(画面1)。通話プランとデータ通信費については両社とも複数の選択肢があるのだが、ここでは、最もスタンダードなプランを選んでいる。

 特にデータ通信費に関しては、ソフトバンクの「パケットし放題 for スマートフォン」や、auの「ダブル定額スーパーライト」のように、2段階の定額料金を設定したプランも選べる。これらは、データ通信をあまり行わないときに通信費が安くなるプランだ。興味のある方はウェブサイトやショップで確認していただきたい。

 表を見るとわかるように、ソフトバンクとauの大きな違いは、データ通信費にある。ソフトバンクの「パケットし放題フラット」は4410円、auの「ISフラット」は5460円で、1050円ソフトバンクが安い。

 端末代金についてauは非公開のため、ショップで調べた金額を適用しているが、両社ともほぼ同じ価格だ。そのため、月額の支払額はソフトバンクの方が約1000円安くなっている。

 選択するプランの変更や、各種オプションサービスの利用により支払額は変動するため、表の合計金額はベースとなる料金だと考えていただきたい。

 また特徴として挙げられるのは、ソフトバンクの「のりかえ割」サービスだ。他社から乗り換えた場合、「ホワイトプラン(i)」の基本料金980円が10か月間無料になる。また、新規加入の翌々月から3か月間の支払額が1万円を超える場合、さらに5か月間分が無料になる。

 「のりかえ割」は、上記基本料金の無料サービスではなく、「お父さん折りたたみ自転車」か「のりかえギフト」のいずれかを選択することもできる。

 なお、ソフトバンク、auとも公式サービスではないが、ショップ独自でiPhone 4S契約時に端末代金を万円単位で割り引いたり、キャッシュバックするキャンペーンも行われている。

 学割サービスで基本使用料が無料に

 ソフトバンクは「ホワイト学割with家族2012」、auは「ともコミ学割」という学割サービスを提供している。該当の学生が新規契約すると、基本使用料980円が3年間無料になるというサービスだ(画面2)。


画面2:学割サービスはかなりお得だ。対象者は積極的に利用しよう

 また、学生の家族に対しても、他社からの乗り換えなら3年間、そうでない場合は15か月間、基本料金が無料になる。

 対象となる学生だが、ソフトバンクは0歳からの未就学児童を含むのに対し、auは小学生以上となっている。対象となる学生が家族にいる場合は、大いに活用したい。

 なお、auでは25歳以下のユーザー限定で、「ISフラット」への加入を条件にデータ通信費が最大2年間4410円になるキャンペーンも行っている(2012年5月31日まで)。

 25歳以下の学生の場合、iPhone 4S 16GBモデルの新規契約で計算すると、2年間は毎月の支払額が4725円となり、2030円もお得だ。

 ソフトバンクの場合も毎月の支払額は同額だが、これが3年間継続される。そのため、表の3年間で支払う合計ではソフトバンクがお得となる。

 さらにソフトバンクの場合、学割サービスにおいても前述の2段階制データ通信費「パケットし放題 for スマートフォン」を選べる。その場合、通常「1029〜4410円」の通信費が「0〜4410円」となる。

 キャンペーンを上手に利用する

 そのほかにも、各種キャンペーンが行われている。

 ソフトバンクでは、「新 アレ コレ ソレ キャンペーン」を展開中だ(2012年5月31日まで)。これは「iPadゼロから定額キャンペーン」「iPhone家族無料キャンペーン」「実質無償機種変更キャンペーン」の三つからなる。

 ・iPadゼロから定額キャンペーン

 iPhoneを新規購入、または利用中のユーザーに対し、iPad 2(アイパッドツー)をキャンペーン価格で提供する。またその場合、契約事務手数料(3150円)、ユニバーサルサービス料が無料になる。

 キャンペーン料金はデータ通信費を2種類から選択でき、Wi−Fi+3G 16GBモデルの場合、毎月の支払額が最低2850円か4410円からとなる(画面3)。

 ・iPhone家族無料キャンペーン

 家族がiPhone 4からiPhone 4Sに機種変更した場合、その家族の誰かがiPhone 4をキャンペーン料金で使用できる。

 キャンペーン料金は、こちらもデータ通信費が2種類から選択できる。「ゼロから定額」を選ぶと、パケット通信量100メガバイトまでデータ通信費とウェブ使用料が0円で、100メガバイトを超えるとでデータ通信費が4980円と315円になり、ここから「月月割」が適用され、合計3375円となる。

 「パケットし放題フラット」を選ぶと、2805円となり、契約した家族に6000円のキャッシュバックが行われる。また、契約事務手数料(3150円)が無料となり、ユニバーサルサービス料が2年間無料となる特典付きだ(画面4)。


画面3:「iPadゼロから定額キャンペーン」のキャンペーン料金例(ソフトバンクのウェブサイトから)

画面4:「iPhone家族無料キャンペーン」のキャンペーン料金例(ソフトバンクのウェブサイトから)

 ・実質無償機種変更キャンペーン

 iPhone 3GまたはiPhone 3GSからiPhone 4またはiPhone 4Sに機種変更すると、割賦残債相当額がキャッシュバックされる。一括購入していた場合も、購入時の価格で計算し、適用できる。また、すでに割賦支払いが終了している場合は、一律6000円がキャッシュバックされる(画面5)。

 auでは、「auスマートバリュー」の申し込みを2012年2月14日からスタートした(画面6)。

 ・auスマートバリュー

 「ISフラット」または「プランF(IS)シンプル」を契約し、指定の固定通信サービスで「ネット」+「電話」を新規申し込み、または契約中のユーザーに対し、iPhone 4Sの利用料を毎月、家族1人あたり1480円割り引く。

 また、Wi−Fiルーターの利用料金を割り引く特典も付く。


画面5:「実質無償機種変更キャンペーン」の内容(ソフトバンクのウェブサイトから)

画面6:「auスマートバリュー」の内容

 その他のサービス

 その他にも、提供アプリなどに違いがある。

画面7:「Fan☆デコ」は、1200種類以上の絵文字、デコレメが使えるメールアプリだ
画面8:「カバコレ」を使うと、オリジナルのiPhone 4S用カバーをデザインしてオーダーできる

 ソフトバンクの場合、iPhoneの販売を長く行っていることもあり、独自のアプリを多数提供している。

 すべてのアプリは「AppStore(アップストア)」で公開されているため、auユーザーもダウンロードできる。しかし、一部のアプリに関してはソフトバンクユーザー限定となっており、auユーザーはエラーが出るなどして利用できないので注意が必要だ。

 ソフトバンクユーザー限定のアプリには、「災害伝言板」「電話帳移行」「Yahoo!あんしんねっとfor SoftBank」「Fan☆デコ」(画面7)「ギフトお得便」「ソフトバンクかんたん募金」「カバコレ」(画面8)「とくするダイヤル」「とくするクーポン」がある。

 逆に、「au災害用伝言板」はauユーザー限定のアプリとなっている。

 また、ソフトバンクでは、契約者に対して無線LANルーター「FON(フォン)ルーター」の無償提供を行っている。FONとは、約150か国のメンバーが利用しているWi−Fiコミュニティーだ。

 自分のインターネット回線の一部を公衆無線アクセスポイントとして開放すると、世界中のFONユーザーが公開しているアクセスポイントを無料で利用できる。プライベート用とコミュニティー用に2種類の電波を使い分けるため、セキュリティー上の心配は不要だ。無線LANルーターを持っていないユーザーは、利用を検討するといいだろう。

 最後にサポート面だが、ウェブ上のFAQなど、ユーザーサポート関連の情報量は、iPhoneを長く販売して蓄積のあるソフトバンクの方が圧倒的に多い。また、ソフトバンクのショップには「iPhoneマスター」なる店員がいる。社内のテストに合格したiPhone通なので、特にコアな質問をしたいときには、相談してみるといい。

 iPhone 4Sの購入を検討している方の参考になれば幸いだ。(テクニカルライター・小野 均)

2012年2月15日  読売新聞)

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