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コラム

モニ太のデジタル辞典

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ぬこ(ぬこ)


絵と文・唐沢なをき

 一目瞭然という気もしますが、「ぬこ」とは「猫」を意味するネットの俗語です。ニャーニャー鳴く、あの猫ですね。

 直接デジタル用語というわけではないのですが、この俗語をネットで使う人がとても多く、先日僕の飼い主のお父さんに「アレは方言かね? どこの地方だ?」と聞かれたのでちょっとご説明してみようと思った次第です。もちろん、方言ではありませんワン。

 知らぬうちに定着していた言葉ですが、2〜3年前から「ぬこ」という呼び方は頻繁に見かけるようになっていました。いったい、なぜぬこと呼ぶようになったのか? これについてはあまりはっきりしていません。諸説ありますが、僕が聞いていたのは「ね」の字と「ぬ」の字の見た目が似ているので、言葉遊びでぬこと呼ぶようになったというものでした。「ツ」を「シ」、「ン」を「ソ」と読むのと同じような具合ですね。ほかの説では「タイプミス」「ネズミを取る子だからネコというように、ぬくい(温かい)子だからぬこ」「ネット掲示板で猫をぬこと呼び始めた人がいた」などがあるようですワン。

 一方、ネットには「ぞぬ」という言葉もあります。最近は犬のことをぞぬと呼ぶ人も多いようですが、本来は犬とぞぬは別の生物です。ぬこと違ってネットのぞぬは起源も判明しています。巨大掲示板の2ちゃんねるで「コンビニのから揚げ、実は●ぬの肉」という都市伝説的な冗談ネタに対して「ぞぬの肉だ」と返した人がいて、そこから犬に似た架空の動物、ぞぬが生み出されました。アスキーアートも登場し、ぬこ同様にネットでかわいがられていますワン。

2007年4月19日  読売新聞)
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