DRM(でぃーあーるえむ)
絵と文・唐沢なをき
音楽のダウンロード販売サイトなどでは、たいてい「ほかのパソコンでは再生できません」「ほかのパソコンへは5回しかコピーできません」などと注意が添えてあったりしますね。
このようなデジタルデータの複製回数などを制限する技術をDRMといいますワン。英語のDigital Rights Managementを略した言葉で、日本語で言うと「デジタル著作権管理」となります。
デジタルデータは品質を落とさずに何度でもコピー可能です。ブロードバンドが普及したので、これまた無劣化ですばやく配信することも出来てしまいます。これは大きなメリットですが、違法コピー品の販売や配布がやりやすいということにもつながっています。そこで著作権を保護するために、さまざまなDRMが必要になってくるのです。ただ、あまりにもガチガチに制限してしまうと扱いにくくなり、ユーザーが敬遠してしまいます。
最近話題になっている地上デジタル放送のコピーワンスもDRMのひとつ。これは録画したテレビ番組が一度だけしかコピーできないというものです。アナログ放送では自由にダビングもできたわけですから、「一回だけでは使い勝手が悪い」という声が多く、少々悪いイメージが付いてしまいました。長く制限の緩和が検討されていましたが、先日1回より多くする方向で決まったようです。ちなみにアメリカではデジタル放送のコピーの制限はないそうです。さて、日本はどれくらい緩和されるのでしょう。ワンワン。
(2007年5月1日 読売新聞)