FON(フォン)
絵と文・唐沢なをき
ご家庭ではかなり普及しているものの、外で無線LANが利用できるエリアはまだまだ少ないのが現状ですワン。野良APを探して利用しようとする人も、他にアクセスポイントがないからしょうがなくという人がほとんどと聞きます。このような無線LANユーザーが注目しているのがFONです。
FONというのは同名の企業が展開しているプロジェクトで、無線LANアクセスポイントをユーザー同士で共有、開放しようというものです。「ウチの無線LANをタダで使わせてあげるから、キミんとこのも使わせてね」って感じですな。ドイツ、アメリカなど世界中で展開されていて、日本では2006年12月から開始し、今年の4月に設置台数が1万台を突破しました。
利用するのに必要なのは専用の無線LANルーターです。これを購入、設置してユーザー登録すると、他のFONユーザーのアクセスポイントが自由に使えるようになります。自由と言ってもルーターにはFONにユーザー登録した人しかアクセスできませんし、自宅のネットワークとはつながらないようにしてありますから、個人情報ファイルを見られたりすることはありません。かかる費用は最初のルーター代2000円弱だけなので、かなり低料金で無線LANアクセスポイントが利用できるようになりますワン。もちろん、海外のFONのアクセスポイントも無料で使えます。
しかし、プロバイダーによっては、回線のまた貸しを禁止しているところがあります。こういうプロバイダーでFONを使うと規約違反になってしまいますので、導入する場合は事前に確認をしたほうがよさそうですワン。
(2007年5月17日 読売新聞)