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インタビュー

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ゲーム機依存から脱却、ネット事業の収益強化

 ゲームソフト大手スクウェア・エニックスの和田洋一社長(46)は、読売新聞とのインタビューで、ゲーム機向けソフトへの依存から脱却し、携帯電話向けやパソコン向けなどネットワーク社会に対応したコンテンツ(情報の中身)作りに力を入れる考えを示した。

 さらに、海外事業を強化するため、米欧でも「ファイナルファンタジー」「ドラゴンクエスト」の人気ソフトの携帯電話向け配信に乗り出し、M&A(企業の合併・買収)も積極的に進める方針を明らかにした。(池松洋)

構造変化

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和田 洋一  わだ・よういち
スクウェア・エニックス社長
 1984年東大法卒、野村証券入社。経営戦略の立案を担当する主計部課長時代の2000年、スクウェア(現スクウェア・エニックス)のCFO(最高財務責任者)としてヘッドハンティングされた。01年12月に社長に就任、エニックスとの合併に踏み切り、ゲームソフト業界初の大型合併として注目を集めた。
―― 国内のゲームソフト市場は縮小傾向だ。

 「ゲーム機向けのソフト販売だけを考えれば、縮小している。しかし、ソフトの中古販売も含めれば、それほど落ちていない。ビジネスの枠をインターネット上のオンラインゲームや携帯電話向けにも広げれば、市場はむしろ急拡大している。世界市場をみても、ゲーム人口は増えている」

―― 市場の変化でゲームソフト業界はどう変わる。

 「ゲームはゲーム機で楽しむという過去20年間続いた常識が、ネットワーク社会の到来で崩れた。これまでは、任天堂やソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)などのゲーム機メーカーが、ソフトの開発、生産、流通まで支配力を持っていた。今は、ネットワークに接続すればパソコンや携帯電話などでもゲームが楽しめる。ゲーム機メーカーのコントロールが利かなくなった」

 「市場の主役は、ゲーム機メーカーから、魅力あるソフトやコンテンツを提供するソフトメーカーに移りつつある。今後は、こうしたネットワーク社会に対応できる企業しか生き残れなくなる」

生き残り策

―― スクウェア・エニックスはどう生き抜くのか。

 「最大・最良のコンテンツメーカーになる。ゲームソフトの店頭販売に依存した経営は過去のものとなった。携帯電話向けソフトは月300円程度、ゲーム機向けソフトは7000〜8000円と、大きな価格差があるが、携帯向けは流通コストがかからない。継続して会費を払ってもらえれば大きな収入になる」

2005年9月27日  読売新聞)
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