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音楽・映像 ネット配信へ――「団塊」向け新店舗も

 レンタルビデオ店「TSUTAYA(ツタヤ)」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の増田宗昭社長(54)は、読売新聞とのインタビューで、ブロードバンド(高速大容量通信)の本格的な普及を見据え、インターネットを活用して音楽や映像の配信事業に乗り出す方針を明らかにした。

 2007年以降に大量退職する団塊世代を標的に、来年中にも新型店舗「パパスツタヤ」(仮称)を出店する考えも表明した。(鹿川庸一郎、梅津一太)

多様なサービス

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増田 宗昭  ますだ・むねあき
カルチュア・コンビニエンス・クラブ社長
 1973年同志社大経卒、ファッション専門店の鈴屋に入社。83年に「蔦屋書店(現TSUTAYA)」を創業し、85年にCCCを設立し、社長に。フランチャイズ方式で全国に店舗網を広げ、ビデオ、CD、DVDのレンタルのほか、書籍も含めた新品・中古品の販売で業績を伸ばす。CCCは来年3月から持ち株会社に移行し、インターネット、カード事業を強化して更なる成長を目指す。大阪府出身。
――ブロードバンドの普及などで経営環境が変化している。

 「インターネットは、リアル(現実の店舗)を補完するものだ。競合すると考えるのは、企業の自己中心的な考え方だ。お客様の立場で考えると、様々なサービスを楽しめる方がいい。衛星放送などが普及するとレンタルは要らなくなると言われたが、当社の既存店売上高は増え続けている」

 「コンテンツ(情報内容)のデジタル化が進み、(光ファイバー網など)配信環境も整備されつつある。ツタヤオンライン(TOL=インターネット通販)を通じて音楽配信を始める。映像配信もやりたい」

――音楽配信は参入が相次ぎ、競争が激しいが。

 「(廃盤になった曲など)店頭にない曲を提供する。TOLは会員が年間200万人ずつ増え、現在約800万人の会員がいる。(CCCは)1100以上の店舗で宣伝もできる」

――ツタヤの売り上げが減るのではないか。

 「ツタヤの加盟店オーナーには、ネットによる映像、音楽配信の時代が来ても、行きたくなるような魅力的な店『次世代ツタヤ』づくりを呼び掛けている。TOLで商品が売れたら、加盟店オーナーに何%かを還元する仕組みもあり、音楽配信でも同様の仕組みを作る」

2005年11月16日  読売新聞)
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