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「宇宙一」の会社を目指す!?携帯サイト向け広告代理店のライブレボリューションは、「宇宙一の企業」になることを目標に掲げたり、「メンバー第一、顧客第二主義」を標ぼうするなど特徴的な経営方針で知られる。同社の増永寛之社長に、経営手法や今後の取り組みなどについて聞いた。 創業5年でモバイル広告に特化――ライブレボリューションは何の会社ですか。
増永 携帯サイト向けの広告を仲介する、モバイル広告代理店です。サイトにバナー広告を付けるなどの「純広告」、サイト利用者が広告を通じて商品を買ってくれたなどの成果に応じて報酬が支払われる「アフィリエイト」、検索結果に合わせて広告を表示する「リスティング」の3種類を中心にしています。 ――創業当初からモバイル広告を手がけていたのですか。
増永 いいえ。創業した2000年ごろは、EC(電子商取引)サイトを作ろうと思っていました。しかし、それは作れずに、コンサルティングや(パソコンでの)インターネット広告などをやってきて、2005年からモバイル広告に特化しました。 その年に中途で採用した15人のメンバーがモバイル広告をやりたいと言うので任せたところ、既存事業を超える売り上げになったのです。正直に言うとラッキーでしたが、携帯電話でのインターネット利用の普及という新しい波に乗れたのだと思います。 2007年12月期の売上高は17億6000万円でした。2008年12月期には売上高が25億円に伸びると予想しています。 ――起業した経緯は?
増永 大手証券会社に勤めていて、ノルマや営業職員の順位付けなどで社員を縛っている会社のあり方に疑問を持つようになったためです。この会社にあと30年いても人として幸せにはなれないのではないか、と思いました。大企業は全般に、単なる利益追求のみの組織で、高い志や魂といったものがないのではないかと感じてもいました。 また、ちょうどネットバブルの時期でした。自分でも会社を作れるということを知って、「この時代の変化の中で会社を作れるのは大きなチャンスだ」と、起業を決意したのです。 最初の5年間は経営が軌道に乗らず、苦しい日々が続きました。いらいらすることも多かったのですが、それでも、ノルマを課したり営業成績で順位を付けたりといった、自分が大企業で経験して良くないと思ったことや理不尽なことはしませんでした。ですから、前期の事業環境はやや逆風だったものの、それでも社内には悲壮感がなく、前向きな雰囲気を保っていました。これはやはり理不尽なことがないからだと思います。 ――掲げている「宇宙一の企業」とは、どういうことですか。
増永 最初は「世界一」を目標にしていました。ところが、ベンチャーキャピタルに出資を仰ぎに行った際に、「世界一とは売上高か、利益か」などと聞かれ、あげく「できるわけない」と言われてしまいました。だからといって目標を下げたくなかったので、逆に「宇宙一」と言うようにしたのです。 将来、人類が宇宙に進出すれば、惑星間の経済競争もあるでしょう。そこでトップを取れるように、社員にトップを目指すというDNAを植え付けておこうという意味合いも込めています。 人は考えたことしかできません。「宇宙一にする」と思っていなければ、宇宙一にはなれません。せっかく会社を作ったのだから、宇宙一を目指していこうと思っています。 (2008年5月22日 読売新聞)
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