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「ケータイコミック」人気の秘密携帯電話でマンガを読む「ケータイコミック」の利用者が増えている。NTTソルマーレが2004年8月に運営を始めたケータイコミックのサイトは、08年5月に総読み込み(ダウンロード)数が3億回を超えた。大橋大樹社長に人気の秘密を聞いた。 女性が中心、月に10万円使う人も!――どんなサイトなのか教えてください。
大橋 NTTドコモでは「コミックi」、au(KDDI)とソフトバンクモバイルでは「コミックシーモア」という名前で展開している公式サイトです。単行本約20ページ分を平均40円程度でダウンロードしてもらい、携帯電話のディスプレーで読む形になっています。 読者の構成は、女性が65−70%、残りが男性です。マンガのジャンルで言うと、恋愛ものが半数以上ですね。マンガということで読者には学生が多いと思われがちですが、実際には20歳代前半から30歳代が多いのが特徴です。OLなど社会人が中心です。 ――女性が多いのですね。
大橋 この事業を始めた当時は、女性が携帯電話でマンガを読むという感覚は持っていませんでした。ですから最初は野球などスポーツものを中心に、男っぽいものばかりをそろえていました。 しかし、ある大手出版社と提携した際、先方の担当者の勧めで女性ものを入れてみたら非常に反応が高かったんです。市場を読み切れていなかったんですね。 今では女性客がかなり多いので、女性ものを中心に品揃えをしています。主力は少女コミックとか、女性が好むようなソフトな恋愛ものなどです。 ――ケータイコミックならでは特徴とは?
大橋 携帯電話の画面で閲覧するのに都合のよいように、一コマごとにカットして見せているのが特徴です。マンガには大きなコマもありますので、そういう場合は縦や横に自動で画面をスライドさせますし、銃撃シーンではバイブレーション機能が働くようにするなど、携帯が持つ機能をフルに活用しています。もちろん紙ではこういうことはできません。 ――利用者はどのくらいお金を使ってくれるのでしょう?
大橋 平均すると月に千数百円なのですが、月10万円近く払ってくれる人が10人前後、1万円以上だと1万人前後います。おそらく女性ではないかと思うのですが、連続ものをどんどん買って読んでいく傾向があるようです。 面白いのは、単行本として出ているマンガでも、あえて携帯電話で読む人がいることです。逆に、ケータイコミックから人気に火がつき、絶版になっていたその漫画家の過去の作品が復刻されたようなケースもありました。 (2008年8月11日 読売新聞)
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