受信料督促に法的手段・・・NHKが新生プラン
NHKの橋本元一会長は20日、一連の不祥事による受信料不払いの拡大などを受けた新たな経営改革計画「新生プラン」を発表した。同日開かれた経営委員会(委員長=石原邦夫・東京海上日動火災保険社長)で議決された。
会見で橋本会長は、受信料の支払い拒否・保留者に対して、支払いを法的に督促することを正式に明らかにし、960万件にも上る未契約者に対しても民事手続きを導入する構えを示した。NHKが受信料徴収のため法的手段をとるのは初めてで、1926年の開局以来、最大の窮地に陥っている公共放送の“強硬手段”は、論議を呼びそうだ。
また、橋本会長は、支払い拒否・保留件数が今月末で130万件に達し、今年度上半期で受信料は237億円の減収となる見通しも明らかにした。
受信料の不払い者に対しては、簡易裁判所を通じ督促手続きに踏み切る。未契約者に対しても、契約の意思表示を求める訴訟を検討している。橋本会長は「どうしても支払ってもらえない場合の最後の手段として法的手続きに訴える」としている。
「新生プラン」ではこのほか、組織の統廃合などを進め、来年度から3年間で全職員の10%にあたる1200人を削減する。
NHK新生プランの骨子
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・放送の自主自律の堅持
・部や局の統廃合、管理部門の縮小など組織改革を推進
・教育テレビや衛星ハイビジョンの24時間終夜放送などの見直し
・来年度から3年間で全職員の10%、1200人を削減
・NHK関連団体の再編成
・単身赴任者や学生の料金割引制の新設
・受信料不払い者を対象に、民事手続きによる受信料の支払い督促の導入などを検討
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(2005年9月21日 読売新聞)