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ケータイ春の陣、映像、デザインで勝負

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KDDIの新機種「MEDIA SKIN」は有機ELで鮮明な映像を再現

 NTTドコモとKDDIは16日、今春の入学・就職シーズン向けの携帯電話機の新製品を発表した。ドコモは「デザイン」を、KDDIは「映像機能」をそれぞれ重視しており、携帯電話の「番号持ち運び制度」で契約者獲得に弾みをつけたい考えだ。ただ、携帯各社は今年度すでに30機種前後の新製品を投入しており、機能やデザインには出尽くし感も漂っている。(河野越男)

 「(番号持ち運び制度は)順調な滑り出しとなっている。(春商戦は)映像機能にこだわることで、携帯がまた一歩進化した」

 持ち運び制度の利用件数で、他社への転出より転入件数が唯一上回っているKDDIの小野寺正社長は同日、記者会見で「春の陣」に自信を見せた。

 KDDIは16日発表した10機種のうち7機種が携帯端末向けの地上デジタル放送「ワンセグ」対応型だ。「MEDIA SKIN(メディア・スキン)」と呼ぶ機種は従来の液晶より鮮明な映像が再現できる26万色の「有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)」を採用。価格は2万円台前半を見込む。

 これに対し、ドコモは「デザイン」で勝負する。発表した9機種はすべて薄型・軽量化を図っており、このうち2機種は折り畳んだ厚さが11・4ミリと、通信速度が速い第3世代型では世界で最も薄いという。

 ソフトバンクモバイルも、近く新製品を発表する予定だ。

 電気通信事業者協会によると、2006年の新規契約数から解約数を差し引いた純増数は、KDDIが253万200件と最も多く、ドコモを抜いて2年ぶりに首位に返り咲いた。

 毎年3〜4月は、携帯電話の年間契約件数の約3割が集中しており、春商戦の行方が年間の勝敗を大きく左右する。

 このため、各社は新機種投入で契約獲得を狙うが、今年度は06年4月〜07年1月だけで05年度全体に匹敵する24〜35機種を投入しており、さらに追加投入する計画もある。

 各社間で機能やデザインは似てきており、出尽くし感も強まっている。新機種について「従来品の改良にとどまれば需要の掘り起こしにつながらない」(市場関係者)との指摘も聞かれている。

2007年1月17日  読売新聞)
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