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ヤフー争奪、ニューズ社参戦で激化…株主動向に注目米メディア・娯楽大手ニューズ・コーポレーションが、インターネット検索世界2位の米ヤフーと傘下のネット事業の統合協議に入ったことが13日明らかになった。 ニューズの豊富な情報内容(コンテンツ)をヤフーの巨大な集客力と組み合わせる相乗効果が狙いだが、先行して名乗りをあげたソフトウエア世界最大手マイクロソフトによる買収の可能性も依然として高く、ヤフーを巡る争奪戦は激しさを増しそうだ。(ニューヨーク 池松洋) ニューズの狙いは、新聞・テレビ・映画に広がるグループの豊富な資産を、ネット最大の利用者数を誇るヤフーで活用することだ。 ルパート・マードック会長は、昨年12月にウォール・ストリート・ジャーナル紙を傘下に持つダウ・ジョーンズの買収を完了。米メディア界に強力な勢力を築き上げた。 しかし、急成長を続けるネット分野では、2005年にソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)最大手マイスペースを傘下におさめたものの、まだ存在感は薄い。米国ではテレビ局が自社のコンテンツをネットで配信する動きが加速しており、ヤフーとの統合が実現すれば、ニューズはネット業界にも強力な足場を築くことになる。 一方、ヤフーにはニューズの出資を受け入れれば、マイクロソフトの買収を回避できるとの思惑もあるとみられる。 同紙によると、両社は18か月前から断続的に交渉を続けていたが、マイスペースの評価額などを巡り協議は暗礁に乗り上げていた。4日時点で「ヤフーには興味はない」と明言していたマードック会長だが、マイクロソフトの提案に触発されて両社が再び水面下で接触を始めたという。 一方、ネット検索最大手の米グーグルもヤフーに支援の意向を伝えたとされるが、ヤフーとの提携は独占禁止法に抵触するおそれがあり、「マイクロソフトによる買収の可能性が最も高い」との見方も多い。 今後の争奪戦の行方はヤフーの株主の動向が左右しそうだ。 ヤフーのジェリー・ヤン最高経営責任者は13日発表した声明で、「世界のネット利用者の2人に1人にあたる5億人以上がヤフーを利用している」と自社の企業価値を強調し、マイクロソフトの提案を拒否する理由を説明した。 米メディアによると、ヤフーの一部株主が、ヤフーにマイクロソフトの提案を受け入れるように裁判所が命令することを求める訴訟を起こすなど、経営陣の決断を促す圧力も増している。 (2008年2月15日 読売新聞)
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