子供の有害サイト接続規制、今国会成立へ 自・民合意
自民、民主両党は28日、インターネットの有害情報から子供を守るための規制法案を今国会で成立させる方針で基本合意した。18歳未満の子供が携帯電話で出会い系などの有害サイトに接続できなくする「フィルタリング(選別)サービス」の導入を携帯電話会社に義務づけることが柱だ。週内にも衆院青少年問題特別委員会(玄葉光一郎委員長)で法案を取りまとめ、来週中の衆院通過、今国会中の成立を図る方針だ。
未成年が有害サイトを通じて犯罪に巻き込まれるケースが多発していることから、携帯電話会社は今年1〜2月、総務省の要請で、18歳未満の契約者には選別サービスの原則加入に踏み切った。この仕組みを法制化するもので、業界に選別技術の向上を促す狙いもある。現在の同サービスについては、ネット上で会員同士が交流するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やブログなど健全なサイトも閲覧できないという批判が出ているためだ。
ただ、両党間には、なお相違点も残っており、詰めの作業を急ぐ。特に、サイトの有害性の判断基準を作る第三者機関について、自民党は「政府が審査・登録した機関」としているのに対し、民主党は「国が関与することは、憲法が保障する『表現の自由』を侵害する恐れがある」と難色を示しており、調整に時間がかかる可能性もある。
(2008年5月29日 読売新聞)