ネット自殺予告、昨年180件…7人は手遅れ
昨年1年間に全国の警察が通報を受けたインターネット上での自殺予告は180件196人で、一昨年を59件75人上回り、統計を始めた2006年以降、最も多かったことが警察庁のまとめでわかった。
このうち95人については警察が本人を特定し、思いとどまらせるなどしたが、7人は警察官が到着した時には手遅れで死亡していた。身元特定までの時間をいかに短縮するかが課題となっている。
自殺予告の中で最も多かったのが掲示板への書き込みで112件121人。次いで警察などへのメールによるものが60件67人、画面上で会話するチャットが8件8人だった。
このうち自殺の日時や場所が具体的に書き込まれるなど切迫性があるとして、プロバイダーに情報提供を要請して身元を特定したのは176人。この中の74人はいたずらなど自殺に至らないケースだったが、92人は警察官がかけつけて思いとどまらせた。集団自殺の待ち合わせ場所に現れた人を、警察官が説得して自殺を防いだこともあった。
しかし10人は、警察官が到着した時には大量に服薬するなど自殺を図った後で、3人は病院に搬送して一命を取り留めたものの、7人は死亡した。
(2009年2月12日 読売新聞)