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次期ブラウザーIE9の変更点は?

 「インターネットエクスプローラー(IE)の次期バージョン、IE9の特徴や変更点について教えてください」

IE9は、IE8のインターフェースや機能を引き継ぎながらも、よりシンプルに使いやすく、表示速度も速いブラウザーソフトになっています。

ベータ版のIE9。インターフェースが大幅に改良され、シンプルな印象だ
現行のIE8。IE9と比べると、ボタンや操作メニューの数が多い
IE9ではアドレスバーと検索ボックスを統合した。アドレス表示と検索、どちらも一つのボックス上から操作可能
表示メニューを操作すると、非表示になっているお気に入りバーとコマンドバーを表示できる
IE9にお気に入りバーとコマンドバーが表示された
「新しいタブ」を開くと、「最も頻繁に利用するサイト」が表示される
「新しいタブ」上からは、直前に閉じたサイトを開くことも可能だ
開いたタブをタスクバー上にドラッグする
ジャンプリストにお気に入りサイトが登録された。クリックでIE9が起動し、お気に入りサイトが表示される
Java Scriptのベンチマークサイト「SunSpider JavaScript Benchmark」で、IE8とIE9の処理時間を計測した結果。IE9は大幅に処理速度が速くなっている(テスト機のスペックは、CPUがCore 2 Duo P8800、メモリーが4GB、SSD160GB、OSはウィンドウズ7 プロフェッショナル 64ビット版)

 ブラウザーソフト「インターネットエクスプローラー」(IE)の次バージョン、「IE9」のベータ版が公開されました。IEといえば、サイト閲覧には欠かせないブラウザーソフトです。ニュースを見るにしても、調べ物をするにしても、IEなどのソフトがなければウェブページを見られません。

 ほぼ毎日のように使うソフトだからこそ、IEの変更点が気になるユーザーも多いはず。そんな方に、公開されたばかりのIE9ベータ版(以下、IE9)で、IE8からの変更点、注目機能を中心にご紹介します。

ボタンやメニューを減らしたシンプル画面

 IE9では、操作画面が大幅に変更されています。右側画面でIE9の画面と現行版のIE8を見比べると、IE9のシンプルな画面が目立ちます。特にボタンやメニューなどの数はかなり省略されています。

 操作画面での変更点をいくつか紹介していきます。まずは、アドレスバーと検索ボックスです。IE8までは、別々に用意されていましたが、IE9では一つのボックスとして統合されました。常時表示されるメニューも「ホーム」と「設定」、右側に移動した「お気に入り」の三つだけに絞り込まれています。またタブを表示する位置も検索ボックスの横へと移り、ウインドー全体でメニュー部分が占める割合を減らしています。こうした見直しによって、サイトを表示するスペースがIE8より広くなりました。

 シンプルすぎて使い勝手が心配になるかもしれませんが、ご安心を。標準設定では省略されている「お気に入りバー」や「コマンドバー」は、常時表示されます。隠されているバーを表示していけば、見た目も操作可能な機能もIE8に近づきます。

利用頻度の高いサイトを開きやすく

 IE9には、毎日のように見るサイトを利用しやすくする機能があります。例えば「最も頻繁に利用するサイト」を表示する機能。IE9で「新しいタブ」を開くと、よく利用するサイトが最大10個表示されます。サイト名下のバーが利用回数を表し、左上から利用回数の多い順に並べられています。ここから閲覧したいアイコンをクリックすれば、すぐに目的のページが表示されます。

 この「新しいタブ」ページからは、「閉じたタブを再度開く」(誤って閉じてしまったサイトを再表示したいときなどに使う)や「直前のセッションを再度開く」(IEが強制終了してしまったときなどに、読んでいたウェブページを再表示する)という機能も利用できます。

 またウィンドウズ7からの新機能「ジャンプリスト」(よく使うソフトのショートカットをタスクバー上に登録する機能のこと)に、お気に入りページを登録できるようになりました。IE9で開いたページ(タブ)をタスクバー上にドラッグすると、ジャンプリストとして登録されます。ページを表示したいときは、登録したジャンプリストをクリックするだけ。IE9が起動し、お気入りページが開きます。

表示速度がアップ

 IE9では、サイト表示速度も向上しています。軽快な他社製ブラウザーと比較しても、引けを取らないほど起動時間やサイトの描画速度が速くなりました。IE8が登場したときも、大幅なパフォーマンスの改善をウリにしていましたが、他社製ブラウザーがそれを上回るほどの改善をしてきたため、結果的に見劣りしてしまう部分が多々ありました。

 では、どの程度パフォーマンスが向上したのか? 改良されたJava Scriptエンジンの性能を、専用のベンチマークを使って計測してみました。気になる結果は、IE8に対してIE9は処理時間が10分の1も短くなっていました。体感的にもIE9は軽快です。高速ブラウザーと呼ばれる、グーグル クロームなどと比べても、遜色ないレベルといえます。

 「IE9を今すぐ使いたい!」 と思われるかもしれませんがIE9は、正式リリース前のベータ版です。正式版がリリースされる日を待つことにしましょう。(テクニカルライター・原 如宏)

2010年10月4日  読売新聞)
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