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ウィンドウズでiCloud使うには?

 アップルの新サービス「iCloud」は、ウィンドウズパソコンから使えますか?

 ウィンドウズ 7とVistaなら、ウィンドウズ版のiCloudソフトを使ってメールや連絡先、カレンダーとタスク、IEのお気に入り、写真を同期できます。

図1:最新OS「iOS5」では、アイフォーンを初期設定時に「iCloud」機能を使用するかどうか、判断を求められる。もし「使用しない」に設定してもアイフォーンのiCloud設定から同機能を有効化できる
図2:iCloudを使うには、最新のiTunes(Ver1.5以上)が必要。「ヘルプ」メニューの「更新プログラムを確認」を実行して最新版にアップデートする
図3:下記の関連リンクからウィンドウズ版iCloudのダウンロードサイトを開き、「いますぐダウンロード」をクリック
図4:英語のダウンロードページに移動した。右側にある「Download」ボタンをクリック。ウィンドウズ版iCloudソフトを入手する
図5:ダウンロードしたソフトを実行。ウィザードに従ってパソコンにインストールする
図6:インストールが完了すると、上のサインイン画面が表示される。ここでアイフォーンと同じApple IDを入力して「サインイン」をクリック
図7:iCloudのコントロールパネルが表示された。同期するファイルにチェックを入れて、「適用」ボタンをクリックする
図8:アイフォーンのiCloud設定で、パソコンと同じ同期項目を「オン」に変更。これでアイフォーンとパソコン間でファイルが同期する
図9:IEのブックマークを同期するときは、先にブックマークを一つのフォルダーにまとめておこう。上の画面ではパソコンの「お気に入り」(Favorites)フォルダーを開き、「PCのブックマーク」というフォルダーにIEのお気に入りを移動した
図10:アイフォーンの標準ブラウザー「Safari」で追加したお気に入りは、「iPhoneのブックマーク」フォルダーに移動。このように整理してから同期すると、上の画像のように一目で同期したお気に入りが分かる
図11:フォトストリームをオンにすると、アイフォーンで撮影した写真や画面キャプチャーは、「マイピクチャ」→「Photo Stream」→「My Photo Stream」フォルダーに保存される。
図12:パソコン内の写真をフォトストリームで同期したいときは、写真を「Photo Stream」フォルダー内の「Uploads」フォルダーにコピーする
図13:同期作業が終わると、アイフォーンの写真アプリの「フォトストリーム」にダウンロードされる
図14:フォトストリームの写真を削除したいときは、ウェブ版のiCloudにApple IDを使ってサインインする
図15:iCloudにサインインしたら、ページ右上のアカウント名をクリックする
図16:アカウント画面が開いたら「詳細設定」をクリック
図17:「フォトストリームをリセット」をクリックすると、同期した写真が全て削除される
図7:iCloudのコントロールパネルが表示された。同期するファイルにチェックを入れて、「適用」ボタンをクリックする

 アップルが新型「iPhone(アイフォーン)4S」に合わせて始めた「iCloud」(アイクラウド)サービスが注目されています。iCloudとは、最新のiOS5を搭載した端末(アイフォーン、アイパッド、アイポッドタッチ)と、MacOS Lion(10.7)を搭載したパソコンのユーザー向けに無償提供されている「ファイルのバックアップ&同期」サービスです。

 先日発売されたばかりのアイフォーン4Sを購入した人、もしくはお使いのアイフォーンやアイパッドをiOS5へアップデートした人は、初期設定でiCloudへの登録作業をされたことでしょう(図1)。アイフォーンやアイパッドでiCloudを利用するなら、パソコン側にもiCloudを導入しないのは損。iCloudを駆使して、アイフォーンやアイパッドの端末、そしてパソコン間でファイルを同期させましょう。

 ユーザーの中にはiCloudは、Macしか使えないと思われている人もいるかもしれません。でも大丈夫。ウィンドウズユーザーでも、XP以外ならiCloudを使えます。今回は、話題のiCloudをウィンドウズから操る方法を紹介しましょう。

iCloudでできることは?

 まずは、iCloudのサービス内容についてみていきます。ウィンドウズパソコンとiCloudを使ってできることは、五つあります。うち三つは、Outlookとの連携機能で「メール」「アドレス帳」「カレンダーとタスク」が同期されます。

 続いては「ブックマーク」(お気に入り)の同期です。アイフォーンの標準ブラウザー「Safari」のブックマークとIEのお気に入りを、インターネット経由で同期します。アイフォーンなどのスマートフォンは従来の携帯電話と違い、パソコンと同じウェブサイトを表示できます。IEのお気に入りをアイフォーンへ送れば、屋外にいても自宅や会社のパソコンと同じように、お気に入りのウェブをチェックできます。

 最後は「フォトストリーム」です。この同期機能を有効にすると、アイフォーンで撮影した写真が自動的にiCloudを経由して、iCloudソフトをインストールしたパソコンへ転送されます。またパソコン内からアイフォーンなどの端末へ、iCloud経由で写真を転送することも可能です。同期する写真は30日間、最大で1000枚。同期期間や枚数に制限はあるものの、iTunes経由で写真をパソコンへ取り込むよりも簡単に写真を共有できます。

ウィンドウズからiCloudを利用する

 ウィンドウズパソコンにiCloudを導入していきましょう。最初にiTunesを最新版にアップデートします(図2)。続いてウィンドウズ版のiCloudソフトをインストールしていきます(図3〜図5)。なお、ウィンドウズ版iCloudソフトは、対応OSがウィンドウズ7とVistaとなっています。

 インストール作業が完了すると、iCloudへのサインイン画面が表示されます。ここでアイフォーンと同じApple IDを使ってサインインします(図6)。アイフォーンのiCloud設定と、パソコン側のiCloudコントロールパネルで同期する内容を決めます(図7)。これでパソコン上での作業は完了。アイフォーンのiCloud設定でも、同期設定を「オン」に変更すると、互いのデータが自動的に同期されます(図8)。

iCloudを使いこなすコツは?

 最後にiCloudを使ってアイフォーンなどの端末と、パソコン内のデータを同期させるコツを紹介しましょう。まずはブックマークの同期について。IEのお気に入りをアイフォーンへ移動させるとき、注意したい点があります。それはIEのお気に入りを整理してから同期すること。特に多数のお気に入りを登録している場合、整理せずに同期してしまうと、もともとアイフォーンに登録していたブックマークが使いづらくなってしまいます。

 簡単な解決策は、同期する前に全てのお気に入りを「PCのブックマーク」といったフォルダーへ移動させることです(図9)。さらにアイフォーンで登録したブックマークも編集機能を使い、「アイフォーンのブックマーク」といったフォルダーへ移動させます。このように一手間かけてから同期すると、iPhone上のお気に入りと、パソコンで使っているIEのお気に入りとを区別できます(図10)。

 続いてフォトストリームの活用です。アイフォーンからパソコンへ写真を転送するのは、全自動。図7と図8のようにフォトストリーム機能を有効にすると、以後、撮影した写真はアイフォーンがWi−Fiに接続していればiCloudに保存され、パソコンの「My PhotoStream」フォルダーにダウンロードされます(図11)。

 パソコンからアイフォーンへ写真を送るには、「Photo Stream」内の「Uploads」フォルダーに写真を移動するだけ(図12)。転送した写真は、アイフォーンやアイパッドの写真アプリの「フォトストリーム」に保存されます(図13)。フォトストリームへ転送したデジカメ写真はサイズが見直され、元の写真よりも解像度は低くなってしまいますが、アイフォーンやアイパッドで見る分には十分。フォトストリームからフォトスクロールへ保存しておけば、同期期限が過ぎても写真を呼び出せます。

 自動的に転送されてしまうフォトストリーム上の写真。共有したくないという写真もでてくるでしょう。このようなときは、ウェブ版のiCloudサイトを利用します。同サイトにサインインし、アカウントページの「詳細設定」からフォトストリームをリセットします(図14〜図17)。(テクニカルライター・原 如宏)


関連サイト
▼iCloudを設定する方法(ウィンドウズ版iCloud配布先)
http://www.apple.com/jp/icloud/setup/pc.html

▼iCloud(ウェブ版)
https://www.icloud.com/

2011年10月24日  読売新聞)
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