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「CEATEC JAPAN 2011」を振り返る…日本勢の可能性を実感
クラウド型ネットワークサービス「VIERA Connect」をアピールしていたパナソニック
サービスを披露するために薄型テレビを展示
タッチ操作の次に来るのは「非接触インターフェース」?
ねじって操作できる「リーフグリップリモコン」
10月8日、国内最大の電機/ITの総合見本市「CEATEC JAPAN 2011」が閉幕した。 5日間で、来場者総数は17万2137人。昨年の18万1417人は下回ったものの、多くの来場者で賑わった。今年は、スマートフォンやタブレット端末など、モバイルデバイスにみるべきものが多く、また、ノートPCの新カテゴリ「ウルトラブック」の充実、映像関連ではフルハイビジョン(フルHD)の約4倍の解像度をもつ「4K」や、3Dへの対応などが注目を集めた。 7月24日の地上デジタル放送への完全移行によって、ここ数年、デジタル機器のリーダー的な存在だった薄型テレビへの注目が一段落し、テレビをメインに据えたブースには、少々マンネリ感が漂っていたように思う。構図としては、それを救っていたのが「4K」ということになるだろうか。また、製品よりもサービスの拡充をアピールしているメーカーが多く、時代の転換を感じさせる「CEATEC」となった。 パナソニックは、薄型テレビの新製品を披露するコーナーを設けず、クラウド型ネットワークサービス「VIERA Connect」をアピールするコーナーを大きく確保していた。薄型テレビの魅力がプロダクトからサービスに変わったことを如実に示した展示だった。 東芝は、例年と同様に「CEATEC」で新製品を大々的に揃えたが、その多くはすでにドイツの家電見本市「IFA 2011」で発表していたもの。新鮮味には欠けていたが、しかし、「REGZA サーバー」は、ホームネットワークがより身近になる「未来」を感じさせ、テレビの視聴スタイルを変える製品として期待がもてる。 未来に期待したくなる製品が多かったのは、デバイスだ。例えば、村田製作所の極小チップの光インターフェースは、今後のスマートフォンやタブレット端末への搭載に注目が集まるところだ。非接触で操作する技術は、すでに小型テレビやPCに搭載しており、タッチ操作を超える高精度な操作が出てくる可能性がある。 また、ゲーム機「PSP」のようなフォルムで、本体をひねって操作する「リーフグリップリモコン」もあった。このリモコンは電池交換が不要。今後、さまざまなアイデアを積んで実用化へと進むだろう。 デバイスレベルの技術が現実のものになるかどうかは、まだ先のことで、なかには製品化が難しいものもあるだろう。しかし、今回の「CEATEC」は、製品そのものよりも、高い技術力とアイデアで、今後の画期的な製品の登場に期待がもてる展示内容だった。決して派手ではいえないが、日本勢の将来性を十分に実感することができた。 (2011年10月12日 読売新聞)
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