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無料でスパムを一刀両断!Gmail転送法(前編)前回の「スパムは儲かるアングラビジネス?」では、パソコンのメールアドレスに届く迷惑メール(スパム)の実態と対策を紹介した。今回はその具体的な対策の手順として、無料メールサービス「Gmail」(ジーメール)を使う方法を取り上げる。 現在使っているメールアドレスに届くスパムを、Gmail経由でカットする方法だ。邪魔なスパムをスムーズに排除できるので活用してほしい。(テクニカルライター・三上洋) コーヒーフィルターのようにスパムを排除![]() イラスト=成田明也
今回紹介するスパム排除方法は、グーグルが提供している無料メールサービス「Gmail」を使うもの。使用しているプロバイダのメールアドレスに届くメールを、一度Gmailへ読み込ませ、Gmailの迷惑メールフィルターを通してから受信する。コーヒーのフィルターのようにGmailを通過させることでスパムを排除し、本当に必要なメールだけを受信できるようになる。 Gmailには最初から迷惑メールの機能が付いており、高い精度でスパムとそうでない本来のメールを分類できる。市販ソフトと同じかそれを超える能力があるので、ぜひスパム排除に活用したい。Gmail転送によるメリットとデメリットをまとめておこう Gmail転送法を使うメリット ・無料で迷惑メール=スパムを遮断できる ・英語メールだけでなく日本語のスパムも高い精度でカット ・今まで使っていたメールソフトで送受信できる ・携帯電話でもパソコンのメールを使えるようになる Gmail転送法を使うデメリット ・正規のメールがスパムに分類される可能性がある(30日間消去されないので後で復活可能) ・設定にやや手間がかかる ・電話やメールでのサポートはない(自己責任となる) 以上のメリットとデメリットをよく承知した上でチャレンジしよう。仕事で使っているメールアドレスにはお勧めできないが、プライベートのメールであれば何の問題もなくスパムを遮断できるだろう。 なおGmailの活用法については、Gmailの情報センターとして有名なウェブサイトGmailの使い方!が詳しいほか、Gmailの最新情報はGmail Maniacs - Gmail関連そっと情報サイトで入手できる。参考にしてもよいだろう。 Gmailのアカウント取得と転送設定まずは無料メールサービス・Gmailのアカウントを取得する。既にGmailのアカウントを持っている人はそれを使ってもよい。次に今まで使っているメールの転送設定を行うか、転送設定がない場合にはGmailで外部のメール(今まで使っているメールアドレス)を受信する設定を行う。 <ステップ1 Gmailのアカウント取得> 「Gmail」http://mail.google.com/mail?hl=ja 上記のURLにアクセスして、画面(1)の右下にある「Gmailに登録」をクリック。「アカウントの作成」の画面になるので、必要事項を記入しよう(英数字はいずれも半角で記入する、以後同じ)。 記入する事項のうち、「ウェブ履歴を有効にする」はウェブ検索を便利にする機能。メールとは直接関係ないが、便利なのでチェックマークを付けておくとよいだろう。「予備のメールアドレス」は、パスワードを忘れた際に使うので、必ず今使っているメールアドレスを記入しておきたい。あとは利用規約に目を通したうえで、ページ下の「同意して、アカウントを作成します」をクリックする。 「Gmailへようこそ」の画面になるので、右上の「Gmailの利用開始はこちらから」を押す。Gmail talkというサービスの設定画面になるが、そのままにして「受信トレイに移動」を押そう。すると(2)のような画面になる。 これで無料メールのGmailを利用できるようになった。(2)の受信トレイの画面は、何度も利用することになるので、「インターネットエクスプローラ」などのブラウザーの「お気に入り」に登録しておこう。また作成したGmailのメールアドレスを忘れないようにメモしておきたい。次に今使っているメールの設定を行う。 <ステップ2a 今使っているメールの転送設定をする> 今使っているメールアドレス(プロバイダー、学校、会社など)の設定を、先ほど作成したGmailへ転送するように変更する。もし転送サービスがない場合は、ここは飛ばしてSTEP2bを実行しよう。 プロバイダーの場合を例にとると、プロバイダーのウェブサイトで「会員ログイン」を押し、ユーザーIDとパスワードを入力してから設定する。メール設定の項目があるはずなので、そこから「メール転送」の設定を探そう。ここではDTIというプロバイダーのメール転送設定画面を紹介している。 画面(3)では、ステップ1で作成したGmailのメールアドレスを記入する。メールの保存設定もできるので、最初は「保存する」に設定しよう。Gmail転送方法に問題がなく、使えるとわかったら、あとで「保存しない」に変更するといいだろう。この設定が終わったら、ステップ3へ。もしプロバイダーの会員ログインのID、パスワードがわからない場合は、ステップ2bの方法を使ってもよい。 <ステップ2b 転送できない場合の設定> 使用しているメールアドレスで転送ができない場合には、この方法を使う。ステップ1で作ったGmailの受信トレイ画面を表示し、右上の「設定」をクリックし、黄色の背景の「設定」にある「アカウントの設定」を押す。画面(4)になるので「別のメールアカウント」を追加をクリックしよう。 すると別の画面が表示され、画面(5)のような「メールアカウントの追加」の画面になる。ここに使用しているメールアドレス(プロバイダーなど)を記入し、「次のステップ」をクリックすると、画面(6)が表示される。 次に画面(6)でメールアドレスの情報を記入する。プロバイダーの登録時に送られてきた用紙を元にして、ユーザー名、パスワード、POPサーバーのアドレスなどを記入する。わからない場合は、現在使っているメールソフトの設定画面を見ればいい。アウトルックエクスプレスなら「ツール」→「アカウント」→「メール」の順で、現在使用しているメールアドレスを選んで「プロパティ」を押せば、設定項目が表示されるので参考にしよう。 そのほかのチェックマークを付ける部分は、画面(6)と同じにしよう。 これで「アカウントを追加」を押すと、Gmailがあなたのメールアドレスのサーバーへアクセスする。成功すれば画面(7)が表示される。「はい」を選んで「次のステップ」をクリックしよう。さらに別のメールアドレスの追加画面になるが、ここは不要なので「キャンセル」を押す。 失敗した場合は、設定項目が間違っていることになる。もう一度、プロバイダーの登録時に送られた用紙をよく見て、間違いのないように記入しよう。 これで転送できない場合の設定は終了。ステップ3へ移行しよう。 メールソフトでGmailを受信する方法これで今まで使っているメールアドレスに届くメールが、Gmail上で受信できるようになった。ただし「インターネットエクスプローラ」などのブラウザー上での送受信となっている。これだけでは不便なので、メールソフトで送受信できるように変更する。 <ステップ3 GmailのPOP設定変更> POPとはメールの受信サーバーのこと。Gmailにあるメールを、「アウトルックエクスプレス」などのメールソフトで送受信できるように設定変更しよう。 Gmailの受信トレイ画面を表示し、右上の「設定」を押し、黄色の設定項目から「メール転送とPOP設定」を押す。すると画面(8)が表示される。 「転送を無効にする」に印をつけ、「POPダウンロード」の「1.ステータス」を「すべてのメールでPOPを有効にする」を選択。「2.POPでメッセージにアクセスする場合」は、「Gmailのコピーを受信トレイに保存」を選択する。ここでいったん、「変更を保存」をクリックしよう。 再び設定画面に戻る。Gmailの受信トレイ画面右上の「設定」を押し、「メール転送とPOP設定」を押す。黄色背景部分の一番下にある「3.メールクライアントの設定」の下にある「設定手順」を押すと画面(9)になる。 メールクライアントとは、パソコンで使っているメールソフトのこと。メールソフトでGmailを送受信するための設定を行う。 <ステップ4 メールソフトの受信設定> メールソフトに「アウトルックエクスプレス」や「アウトルック2002」を使っている場合はとても簡単だ。画面(9)の「Outlook Express、Outlook2002」をクリックすると画面(10)になるので、「自動設定ツールを実行します」のリンクを押す。 セキュリティーの警告画面が表示されるが、問題ないので「実行」を押すと、画面に(11)になるので、使っているソフト、ステップ1で作ったGmailのメールアドレス、あなたの名前(ニックネームでOK)を記入する。あとは画面下の「Congigure」を押せば設定完了だ。 「アウトルックエクスプレス」を起動すると、パスワード入力画面になるので、ステップ1で作ったGmailアカウントのパスワードを入力。するとメールを受信するはずだ。今まで使っていたアドレスにあるメールを、Gmail経由で受信していることになる。 それ以外のメールソフトでは、ステップ3の最後で表示した「3.メールクライアントの設定」の解説を参考にするか、下記の項目をメールソフトの新規アカウントとして設定しよう。ただしメールソフトに「SSL接続」と呼ばれる認証付きでメールを受信できる機能が必要となる。人気のある無料メールソフト「Edmax」を例にとると、無料版はSSL接続に対応していない(2007年8月現在)。シェアウエア版ならSSL接続に対応している。シェアウエア版は、試用の段階でも機能制限はないし、試用期間の制限もないので、この機会にシェアウエア版に移行するといいだろう。 メールソフトの設定する項目
以上、設定方法を説明した。少し面倒ではあるが、メールソフトの設定画面にあるはずなので、間違いのないように慎重に入力しよう。どうしてもできない場合は、設定が簡単な「アウトルックエクスプレス」か「アウトルック」を使うといいだろう。 「無料でスパムを一刀両断!Gmail転送法(後編)」に続きます。 (2007年8月13日 読売新聞)
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