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災害時に役立つ携帯電話地図サービス中国で起きた四川大地震によって、日本でも巨大地震に対する災害意識が高まっている。災害時のライフラインとなる携帯電話では、災害用の地図サービスが提供されている。いざという時のために携帯電話での地図サービスのことを覚えておきたい。(テクニカルライター・三上洋) 2008年度版の避難所マップ提供、帰宅支援マップ無料版も各携帯電話会社では、地図サービスと連携した避難所の表示、また災害時の帰宅支援のための地図サービスを始めている。たとえばauにはGPS対応地図を使った「災害時ナビ」というメニューがある。 auの「災害時ナビ」にはいくつかのメニューがあるが、もっとも重要なのは「避難所マップ」で、全国の広域避難所の場所をカバーした地図を表示できる。「避難所マップ」はGPS機能に対応しており、現在地からもっとも近い広域避難所・駅・主要道路などがわかる。auでは5月22日から「2008年度避難所マップ」を提供しており、新たに緊急指定病院のマップを追加するなど、従来より使いやすくなっている。 auの「避難所マップ」の特徴は、圏外になっても利用できること。携帯電話のサービスがストップしていても、GPSだけで現在地確認ができるシステムを採用している。また地図もダウンロードなしで表示できる簡易なものなので、圏外でも避難所マップを表示できるのだ。巨大地震では携帯電話サービスが停止する可能性が高いので、圏外でも使える地図サービスは重要だ。「避難所マップ」はダウンロードにパケット通信料はかかるものの、情報料などの料金はかからない。 auでは合わせて「帰宅支援マップ」も提供している。こちらはマップのダウンロードに315円の料金がかかるものの、会社から自宅など指定した2点間のルート付き地図を表示できる。自分用の帰宅支援マップを作るサービスだ。「帰宅支援マップ」は有料だが、毎月1日〜5日まで無料お試し版を提供している。お試し版の有効期間はダウンロードから5日間だけだが、いざという時のために一度は使っておきたい。 ドコモでも災害用地図サービスNTTドコモでは2008年5月27日の新製品発表会で、地図アプリの災害用メニューを発表した。これはGPS対応携帯電話に付属している「地図アプリ」をグレードアップしたもので、避難所や病院までのナビゲーションが可能になっている。 また携帯電話サービスがストップしたときのために、新たに「災害用地図アプリ」を提供する。「災害用地図アプリ」は電波がつながらない時でも、周辺地図の確認、避難所や病院などを検索できるもの。従来のアプリよりは簡易なものだが、避難所や病院を探すにはこれで十分だろう。各エリアごとに「災害用地図アプリ」が用意されているので、対応機種を持っている人は事前にダウンロードしておきたい。 なお圏外の場合は、F906iを除いてGPS機能が使えなくなる。そのため圏外時のGPS現在地確認はできない。地図を見ながら現在地を自分で確かめる必要がある。 NTTドコモの地図アプリは、月額315円の有料サービスだが、初回利用日から90日間はお試し期間となっている。ドコモユーザーの人は、このお試し期間中に「災害用地図アプリ」をダウンロードしておくといいだろう。というのは「災害用地図アプリ」だけは、圏外の場合に限って無料で利用できるため。携帯電話のサービスが止まってしまった場合に役立つ地図なので、お試し期間中にぜひダウンロードしておきたい。 対応機種は905iシリーズと最新の906iシリーズ、706iシリーズ。905iシリーズでは2008年6月1日から対応アプリをダウンロードできるようになる。 電波がつながれば無料地図サービスも携帯電話の電波がつながる状態であれば、無料の地図サービスがいくつかある。たとえば「モバイルGoogleマップ」は、携帯電話向けの地図サービスですべて無料。NTTドコモ向けには詳細な地図と航空写真が見られる専用アプリを提供しているほか、au・ソフトバンクでもサイト上から地図を確認できる。また携帯電話向けの「モバイル版Yahoo!地図情報」では、サイト上で詳細な地図が見られるほか、NTTドコモ向けの無料アプリが提供されている。 GoogleとYahoo!のどちらもナビゲーション機能が付いているので、病院や避難所などの目的地を自分で設定すれば、徒歩ルートを地図に表示することが可能だ。災害時だけでなく普段の生活・仕事でも役立つのでお勧めしたい。
(2008年5月30日 読売新聞)
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