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携帯フィルタリング適用がようやくスタート青少年向けの携帯サイトフィルタリングが、来年2月から自動適用になる。方式は、ふさわしくないサイトをカットする「ブラックリスト方式」だ。ようやく各社そろって青少年向けのフィルタリング自動適用がスタートする。(テクニカルライター・三上洋) 2009年2月から18歳未満に自動適用携帯サイトを巡る事件が相次いだことから、昨年末から青少年にふさわしくないサイトを表示できなくする「フィルタリングサービス」の強制化が検討されてきた。NTTドコモとauでは、安全なサイトだけを通す「ホワイトリスト方式」の導入を一旦は決めたものの、サイト運営者などが反発したこともあって一時的に棚上げされていた(詳しくは以前の記事「携帯有害サイトフィルタリングは秋以降へ」を参照)。 総務省の検討会が「ブラックリスト方式にすべき」という結論を出したこと、サイトの安全性を審査する第三者機関が始動したことなどにより、新たに「ブラックリスト方式」を標準として適用することが決まった。 ブラックリスト方式とは、青少年にふさわしくないサイトを閲覧できなくする方式のこと。具体的には携帯サイトを「コミュニケーション」「アダルト」「ギャンブル」「宗教」といったカテゴリに分類し、青少年にふさわしくないカテゴリを閲覧できなくする。
※1 小学生以下の場合はホワイトリスト方式の「EZ安心アクセスサービス接続先限定コース」を適用 各社のフィルタリングの方式は上の表の通り。いずれもブラックリスト方式を標準として、2月中には作業が完了する見込みだ。ユーザー向けには郵送などによりフィリタリング加入の意思を確かめ、「加入しない」と親権者が答えた場合にはフィルタリングは強制されない。意思表示がない場合には、18歳未満のユーザーには表のようなフィルタリングがかけられる。 第三者機関・EMAが認定したサイトは対象外現在のブラックリスト方式は、民間会社であるネットスター社のカテゴリに基づいている。ネットスター社はサイトの内容をカテゴリに分類し、携帯電話会社がカテゴリ別に閲覧の可否を決めている。 2009年2月からは、これに第三者機関であるEMA(モバイルコンテンツ審査・運用監視機構)による認定サイトの結果が反映される。EMAでは各サイトの運用管理体制などをチェックした上で、安全だと認定したサイトを発表している。現在までに認定されたサイトは以下の通り。 第一回認定サイト(8/28):「大集合NEO」「gumi」「GREE」「MySpaceモバイル」「魔法のiランド」 第二回認定サイト(9/16):「en高校生」「モバゲータウン」 主にSNSやブログなどのコミュニケーション系サイトで、運用管理体制がしっかりしているとして認定されたサイトだ。これらのサイトは携帯電話会社によってブラックリストから除外されるため、2009年2月以降にフィルタリングが適用されても閲覧できる。 また保護者が個別のサイトやURLをブラックリストから外すカスタマイズ機能の準備も進んでいる。NTTドコモでは「カスタマイズ機能」を2009年1月9日に提供する予定だ。主な内容は左の図の通りで、子供が見たいサイトを登録し、親が問題なしと判断すれば、アクセス可能になるものだ。NTTドコモによれば「サイトごとの設定では、ドメイン単位での管理となる」とのことだ。 auでは「EZ安心アクセスサービス マイフィルタコース」として、個別サイトのURLでの設定、年代別のフィルタリングコースの設定、カテゴリ別の設定など、きめ細かいカスタマイズ機能を提供する予定だ。2009年度の早いタイミングでの導入を目指している。 ソフトバンクではサイトごとのカスタマイズではなく、年齢別のフィルタリングコースを設定することを検討している。 親名義の携帯ではフィルタリング自動適用にはならないので注意ただし子供が使っている携帯のすべてに、自動的にフィルタリングがかかるわけではない。というのは、親名義の携帯電話を子供が使うパターンが多いからだ。 たとえばNTTドコモとソフトバンクを例に取ると、携帯電話を契約できるのは中学生以上となっている。小学生以下では契約できないため、親が契約して子供に使わせている形になる。親名義の携帯電話なので、今回のフィルタリング自動適用の対象にはならない。 結果として、NTTドコモ、ソフトバンクを使っている小学生の携帯電話では、自動的にフィルタリングはかからない。他社でも同様で、親名義の携帯を子供が使っている場合は、フィルタリングは自動適用されない。実際問題として小学生・中学生が使っている携帯電話は、親の名義であることが多いだろう。 これについてソフトバンクでは「保護者の方の名義で使っている場合が多いので、フィルタリングサービスを導入していただくよう呼びかけていく」とコメントしている。自分の子供が携帯電話を使っている場合は、名義をチェックしておきたい。親名義になっているようなら、自分でフィルタリングをかける必要がある。 (2008年9月19日 読売新聞)
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