NIEの動向

日本の試み、質問相次ぐ

各国のNIE大使
 「新聞とネットの新しいつながりをつくる」をテーマに、世界新聞協会(WAN)主催の第7回世界次世代読者対策会議が先月25日から28日まで、米国ワシントンで開かれ74の国と地域から新聞社の最高経営責任者(CEO)、編集局長、NIE担当者など400人が参加した。
 米国新聞協会のジョーンズ会長(ワシントン・ポスト社CEO)のあいさつに続き、元マイクロソフト社の主任デザイン人類学研究員でデンマークの180デグリー・アカデミー代表のアンヌ・キラ女史が基調講演。「世の中には、生まれながらにデジタル社会にいるデジタルネイティブと、人生の途中からデジタルに触れるようになったデジタルイミグラント(移民)の2種類の人がいる」と述べ、デジタル社会の将来について話した。
 女史は「デジタルネイティブは新しい価値観を持つが、私が重要視し、次世代に伝えたいのは、正直であること、好奇心を持つ開拓者であること、の2点だ」と強調した。
 大会ではインド、パナマ、スペイン、米国からの4紙のNIE活動に対して世界若者読者賞が贈られたほか、7か国から選ばれた若者12人が「NIE大使」として登壇、「おとなメディアの新聞に対する自分たちの価値観でつくるネット情報」を紹介した。
 日本からは5社6人が参加。「日本の若者対策の成功事例」として、3年目に入った日本新聞協会の「HAPPY NEWS キャンペーン」を紹介した。キャンペーンには9000件を超える応募があり、その感想文の半数以上が高校生以下の若者からで、今後さらにキャンペーンが育つだろうと説明した。

紹介スピーチ全文

 キャンペーンが成功し、毎年テレビでも紹介され、本として出版もされたことについて会場からは、「なぜハッピーニュースに絞るのか」「出版部数は?」など熱心な質問が相次いだ。
(岡田誠太郎)