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「4位」に終わった悔しさ


サッカー・女子準決勝 日本2−4アメリカ 後半、右からのクロスに永里優が飛び込むが及ばず(8月18日、工人体育場で)=田村充撮影

 オリンピックにおいて、もっとも酷な順位は4位かもしれません。3位ならばメダリストだが、4位は「メダルなし」。金メダルと銀メダルの差以上に、3位と4位の差はあるように思います。3位決定戦で敗れたサッカー女子の「なでしこジャパン」、そしてトランポリン男子で惜しくもメダルに届かなかった外村哲也選手が、その心境を明かしています。

メダルに届かなかった思い、「一言」の重み

 日本サッカー界にとって、男子のメキシコ五輪以来40年ぶりの銅メダルに挑んだ「なでしこ」ですが、3位決定戦でドイツに0―2で敗れました。FW永里優季選手のブログ「Tomorrow is another day」には、4位になった感想が書かれていました。

 題名はブログタイトルと同じ「Tomorrow is another day」(明日は明日の風が吹く)。そして本文は「Next Stageへ」だけ。シンプルな言葉で、思いが伝わります。

 選手たちは、五輪期間中のブログ更新ができるようになったとはいえ、他の選手についての記述ができなかったり、試合会場などの写真が載せられなかったりと、厳しく規制があります。その中で、永里選手は試合ごとにストレートな表現で気持ちを伝えてくれました。4位になっての一言は、まさに素直な気持ちが凝縮されたものといえるでしょう。

メンタル面での調整の難しさ痛感

 初めてのオリンピックで8人による決勝進出を果たし、4位の結果だったトランポリン男子の外村哲也選手。「外村哲也トランポリン日記」には、「終わった〜」というタイトルで「メダルに一歩届かず悔しい思いをしました(>_<)」との報告がありました。

 決勝の舞台は、体操の種目別決勝が終わった直後の国家体育館。約1万8千人が埋め尽くした会場では、満員の中国選手の大声援が巻き起こってました。外村選手は「元々自分の力を全て出しきるということが難しいトランポリン/それに加えてオリンピックと言う舞台/のまれていたわけではないですが、さらに難しさを感じました!」との分析。

 メンタル面での調整が直接成績に響く、デリケートな競技であることを改めて感じさせました。

さくら散る、前回大会の成績超えられず

 ホッケー女子の「さくらジャパン」は10位で全日程を終了し、前回アテネ五輪の成績を下回りました。「女子ホッケー日本代表 埼玉3人娘。」には、加藤明美選手、岡村育子選手、筑井利江選手のコメントが寄せられました。

 「五輪前に思い描いていた結果とはかけ離れてしまいました」(岡村選手)、 「とても残念です(>_<)このメンバーでこの力があれば上を狙えると思っていたのですが…」(加藤選手)と無念ぶりが伝わります。そして、筑井選手は「この経験を伝えていきたいと思います」と4年後への決意を固めました。

 また、「森本さかえオフィシャルブログ」では、森本選手が「心が泣く…こんな感情が存在していたことにも向き合いきれなかった」と心情を告白しています。

 勝てると思って臨んだ試合で結果が出なかったことの歯がゆさ。森本選手は「チャンスの女神…オリンピック会場にはいました、が…前髪を掴み損ねてしましました」と表現しました。結果は伴わなかったけれど「この4年の日々には最善を尽くせたと心から思います」という言葉に少し救われます。(メディア戦略局編集部・上堀慶)

2008年8月22日  読売新聞)
 
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