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[主役](4)「2人だから、ここまで来られた」

バドミントン 小椋久美子 25・潮田玲子 24(三洋電機)

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初出場の五輪でメダルを狙う小椋(右)と潮田

 小椋の故障が、2人の結束をより深める触媒になった。

 「2人とも調子が良くないとダブルスは勝てないと改めて感じた」。潮田が振り返ったのは先月のインドネシアオープンの話だ。5月の国・地域別対抗のユーバー杯を腰痛で欠場した小椋の復帰戦だったが、2人は初戦の2回戦で早々と敗退した。

 「世界で勝つことの難しさを感じた」と、潮田は言う。ライバルは五輪を見据え、そこで勝つことで相手に重圧をかけようとしていた。「自信がなく、試合勘が鈍っていた。私が足を引っ張ってしまった」と悔しさをにじませた小椋。「もう一度、気を引き締めないといけない」と続けた。

 小椋がリハビリに励んでいる間、別の選手と組んで戦っていた潮田は、小椋にメールを送り、励ましてきた。一刻も早い回復を望みながら、パートナーを焦らせてはいけない。決して「頑張れ」と書いてこない文面に、小椋は胸を熱くした。「離れてみて、自分は一人じゃないと改めて感じた。レイちゃんは本当に大切な存在だと思った」

 2人の北京での目標は表彰台に上ること。だが、自分たちよりもランキングが上位の中国勢や韓国ペアを破る「金星」を挙げることの難しさも熟知している。

 「プレーの幅が広がり、守備力も上がってきている」と、日本協会の銭谷欽治・選手強化本部長が認めるオグシオの実力。それを本番で出し切るには、まずは小椋が体の切れと運動量を取り戻せるか、だ。

 「落ち込んでいるヒマはない。前に進むしかない」と小椋。潮田は「不安や焦りがないと言ったら、ウソになる。悔いが残らないように頑張るだけ」と力を込めた。試練に直面したが、2人はくじけてはいない。(大野展誠)

小椋、潮田組の主な戦績
2005年4月ヨネックスオープンジャパン3位
10月デンマークオープン優勝
06年5月ユーバー杯(国・地域別対抗団体戦)ベスト8
12月アジア大会(ドーハ)3位(団体は2位)
07年4月アジア選手権(ジョホールバル)3位
8月世界選手権(クアラルンプール)3位
11月全日本総合選手権4連覇
2008年7月5日  読売新聞)
 
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