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(11)日本代表、マラソンコースを試走(上)

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レースのあとに記者会見する(左から)藤原選手、佐藤選手、土佐選手、尾形選手、大崎選手。「地面が少し硬め」と土佐選手

 競歩に続き、4月20日にマラソンのプレ北京五輪大会が行われました。天安門をスタートし鳥の巣をゴールするコースです。日本からは土佐礼子選手を始めとする五輪代表選手が出場し、8月の本番で走るコースを試走しました。

 代表選手たちは、北京の42.195キロをどう感じたのでしょうか。今回はレース後に行われた記者会見の模様を中心に、見所盛りだくさんの北京のマラソンコースについて2回に分けてお伝えします。

土佐礼子選手ら代表選手5人が参加

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今回、取材パスをもらうことができたので私(手前右)も記者会見にも参加できました

 朝7時30分(日本時間8時30分)、冷たい雨が降るなか、男女約50人の選手が天安門広場をスタートしました。8月の本番では、17日に女子のレースが、五輪最終日の24日に男子の試合が行われます。今回のプレ大会はスタート時間、コースとも本番と同じ設定で行われました。

 コースは、北京の見所を南北西にぐるりと回る42.195キロです。天安門広場を出発し、北京の目抜き通り「王府井」、世界遺産の「天壇公園」、古い街並みが残る「前門」、発展を続ける「金融街」、IT企業が集まる電気街「中関村」、名門「北京大学」「清華大学」の構内を抜けて、ゴールのメーンスタジアム・国家体育場(鳥の巣)を目指します。コースはアップダウンの少ない、平坦な幅の広い道が続きます。

 レースの結果ですが、唯一女子代表からの出場となった土佐礼子選手が2時間46分26秒で4位。男子は佐藤敦之選手が2時間23分50秒で6位、尾方剛選手が2時間28分25秒で10位、大崎悟史選手は視察のみで出場せず、代表補欠の藤原新選手は15キロ地点まで走りました。

選手が感じた五輪のコース

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スタートからの4キロ地点の天壇公園内です。奥は皇帝が護国豊穣の祈りをささげた祈念殿

 レースは午前中に終了。北京市内のホテルに場所を移し、午後2時から日本人選手の会見が行われました。テレビ、新聞、雑誌など約70人の報道陣が詰めかけ、約1時間にわたりレースを走った感想、コースの印象、北京の空気汚染などについての質問が飛びました。

 土佐礼子選手は、「地面が少し硬めだという印象を持ちました。空気については特にこれといって感じるところはありません。(コースは)とにかく道幅がだだっ広く、直角の曲がり角が多いと思いました。今回走ったことで、自分なりに本番のイメージが沸いてきました」と少し自信を深めたようです。

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冷たい雨が降るなか、天安門広場前を走る選手=小林純子撮影

 尾形剛選手は、「大気汚染については、走っているときは特に感じませんでしたが、走り終わった後、ウエアが真っ黒になっていたので、そうなのかなと思いました。大学の構内に入ると道が狭くなりますが、外国勢が好きそうなコースです。ここはスピードが出る場所なので、しっかり対応しないといけません」と冷静にコースの勝負所を分析。

 大崎悟史選手は「今回は視察ということで、レースには出場しませんでしたが、空気については、雨が降っていたこともあって喉のイガイガもありません。また、仮に空気が悪くても1回のマラソンを走るならば問題はないでしょう」と北京でのマラソン開催を心配はしていない様子。

 佐藤敦之選手は「空気については特に臭いもないですし、こんなものだと思えば気になりません。コースについては、場所によって道路の素材が異なっていると実感できました。平坦な道が多く、坂も少ないので、レースでは大学に入ったあたりで、後半スピードを上げることができるかどうかにかかっていると思います」と本番でのレースの見通しを語りました。(続く)

2008年4月25日  読売新聞)
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