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(21)大改修の首都体育館、女子バレーでお披露目

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北京市民にとっては大変なじみの深い首都体育館

 バレーボール女子日本代表が、北京五輪の出場権を手にしましたね。おめでとうございます!今回は、五輪バレーボールの2会場のうちの一つ、「首都体育館」についてお伝えします。

市民になじみの深い体育館

 首都体育館は、北京市西部、地下鉄2号線と13号線の西直門駅から、バスで7分ほどの場所にあります。周囲には、愛くるしいパンダたちが暮らす北京動物園をはじめ、展覧会やコンサート会場となる北京展覧館、中国のあらゆる書物がそろう国家図書館、洋服の卸市場、大型電気店、そして大型スーパー、カルフールなどがあり、1年を通して多くの人でにぎわっています。

 1968年に完成したこの体育館は、大学スポーツの重点会場に指定されています。このため、バレーボールはもちろん、体操、バスケットボール、バドミントンなど様々なスポーツの決勝会場として、これまで多くの学生が、首都体育館での栄冠を目指し、熱戦を繰り広げてきました。北京市民にとっては大変なじみの深い体育館です。

 建築から40年経ち老朽化が進んでいた会場は、オリンピックの国際標準に合うようにと約2年前から、改修工事が行われていました。そして4月中旬、改修後初のお披露目となるバレーボールのプレ北京五輪大会が行われたわけです。

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中央のコートを囲む赤、青、緑、黄色の鮮やかな観客席

 私が訪れたのはプレ五輪大会の最終日の4月20日。マラソンのプレ五輪大会と同じ日で、冷たい雨が降っていました。雨に濡れながらも、大きな声と笑顔で迎えてくれたボランティアの大学生に導かれ会場に入ると、中央にライトに照らされた明るいコート、そしてそれを囲むように赤、青、緑、黄色の鮮やかな観客席が目に飛び込んできました。

 会場全体、そしてコンクリートの床などをみると、正直、「改装したとはいえ、古いな」という印象を持ちましたが、「歴史がある」と言い換えることにします。また、カラフルな座席は全部で1万8000席ありますが、野球の観客席のようにとても硬いのです。

 選手の皆さんが戦う中央のコートは、全面的に張り替えられました。また、同じ敷地内に練習場も完備されているので、気持ちよく本番を迎えられるのではないでしょうか。

冬はスケート、フィギュアの会場

 首都体育館について不思議だなと思うのは、冬場は同じコートが、スケート場に変わることです。床を取りはずし、水を張って凍らせた後、スケート、アイスホッケー、フィギアスケートなどの試合が行われます。2005年11月には、フィギュアスケートのグランプリシリーズが行われ、当時15歳の浅田真央選手、金メダルを獲得する前の荒川静香選手もこの会場で演技をしました。浅田選手は2位、荒川選手は3位という結果を残しています。

 スケートから、バレーボールまで、様々なスポーツの大会が行われてきた北京市民になじみの深い首都体育館では、8月9日から24日まで、男女バレーボールの予選と、決勝が行われます。

 次回は、この首都体育館で行われた女子バレーボールのプレ五輪大会、そしてアテネ五輪で金メダルを獲得した人気の中国女子バレーボールについてお伝えします。

2008年5月26日  読売新聞)
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