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(22)連覇へ期待、人気高まる女子バレーアテネ大会では金メダルに輝いた中国の女子バレーボールチーム。地元北京では五輪連覇への期待が高まっています。中国での女子バレー事情をご報告します。 4月16日から20日にかけて、北京市西部の首都体育館と北京理工大学体育館で行われたバレーボールのプレ五輪大会。女子の試合には、天津、遼寧、江蘇、八一の4クラブチームが出場し、天津が優勝を飾りました。 クラブチームへの注目度は、そう高くありません。ところが、代表チームへの期待と注目度は大変高く、街を歩くと女子チームがイメージキャラクターをつとめる大手家電メーカーの広告や、テレビCMなどをよく目にします。 ロサンゼルス、アテネ大会で金メダル中国女子代表チームは、1980年代に黄金期を迎えたあと、90年代は思うような結果を出せずにいました。しかし、プロリーグを立ち上げたことなどから状況は一変。代表メンバーの実力が底上げされた結果、03年には世界ランキング1位となりました。04年のアテネ大会では、若手で編成されたチームながら、見事金メダルに輝いたのです。五輪での金メダルは、1984年に初出場で金メダルを獲得したロサンゼルス大会以来、2度目です。 ところがアテネ五輪以降は、主力選手のけがなどで、国際大会で結果を残せなくなります。昨年の07年ワールドカップは北京五輪のホスト国として出場できず、世界ランキングも下がったことから、国内から批判の声が上がっていました。しかし、中国メディアの報道を見る限り、現在は8月の本番に向け万全の準備を整えているようです。 私が北京に引っ越してきたのは、2004年の8月末、ちょうどアテネ大会で女子バレーボールの決勝トーナメントが始まったころでした。日本、キューバを下し、迎えた8月24日の決勝、中国対ロシア戦は、中国全土に生中継されました。時差がありながらも、多くの人がレストランや自宅などでテレビの前に陣取り試合を観戦したのです。ロシアに2セットを先取されたあと、奇跡の大逆転で、セットカウント3−2でロサンゼルス大会以来の金メダルに輝きました。 中国のマスコミは「奇跡の逆転勝ち!」と特集を組み、テレビでは何度も試合のダイジェスト映像が流されました。凱旋帰国した選手、監督はテレビ番組に相次いで出演し、ちょっとした女子バレーボール・フィーバーが巻き起こりました。 前回アテネ大会では、女子バレーの試合は会期終盤だったこと、接戦の末ロシアを破ったこと、またルールが分かりやすく大勢で観戦を楽しんだ人が多かったこと、などで五輪後も女子バレーチームが注目を集めることになりました。 かつてのエース郎平が米代表チーム監督ところで、中国の女子バレー選手といえば、1980年代の黄金期を支え「鉄のハンマー」と称された、エースアタッカーの郎平さん(47)が有名です。現在、なんとアメリカの女子バレー代表チームの監督を務めています。4月にサンフランシスコで行われた聖火リレーにも登場し、中国国内でもその時の映像が流されました。彼女のブログは中国国内でも人気があり、高いアクセス数を記録しています。8月の本番でアメリカと中国が対決することになれば、さらに注目を集めそうです。 北京五輪に出場するのは、計12チーム。日本の女子代表チームは4年前のアテネ大会で、中国に0−3で敗れています。日本と中国は再び相まみえるのでしょうか。そしてその時はどんな戦いを見せてくれるのでしょうか。本番が楽しみです。 (2008年5月28日 読売新聞)
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