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(33)地下鉄もお色直し、変わる1・2号線

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地下鉄2号線、新型車両は明るくきれい

 国内外から訪れる観戦者をさばくためか、五輪を目前に北京では3本の地下鉄が開通予定です。30年以上も市民の足として酷使されてきた地下鉄1、2号線も“古い”“暗い”の不評を返上すべく、ピカピカの新車両にお色直しされました。

オリンピック専用線が開通予定

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東直門駅構内。天井には次の電車が何分後にくるか表示してくれます

 五輪を前に北京の街はいたるところでお色直しが行われています。試合会場はもちろん、マンションの壁、レストラン、そして地下鉄も例外ではありません。北京の地下鉄は、1号線、2号線、八通線、13号線、5号線の計5本が走っており、来月までに、さらに10号線、空港線、オリンピック専用線が開通する予定です。(開通が遅れています)

 利用客が最も多いのが、市を東西に横断する1号線と中心地を一周する2号線です。この2線は、1960年代後半に開通し、1977年から一般に開放されています。30年以上も市民の足となってきた歴史のある線です。

 しかし、ホームは地下に深く深くに掘られているのに、下りのエスカレーターがなく、お年寄りや大きな荷物を持った人が利用するのは大変です。車両は古びていて薄暗く、クーラーの効きも悪いので夏場は特に蒸し暑い。加えて利用客がどの時間帯も多いので、なんだか変なにおいがするというものでした。(少し言い過ぎでしょうか)

テレビ、電光路線図も

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2号線の新型車両。丸みをおびています

 その1、2号線にも、昨年秋から6月までに合わせて264台の新型車両が導入されました。新型は、明るく開放的です。冷房の効きもちょうどよく、扉付近にはテレビ画面が取り付けられているので、よい暇つぶしになります。

 現在は、五輪競技のルール説明や、広告、娯楽番組などが流れています。オリンピック本番時には、試合映像が流されるので、移動中に競技中継を楽しめます。また、ドアの上には電光路線図が取り付けられ、どこを通過しているのか一目で分かるようになりました。

 ただ、いすは布製シートではありますが硬いです。とはいえ、旧型は野球場の外野席のようにプラスチック製でもっともっと堅かったので“進化”した、といえるかもしれませんが。

 このほか、駅構内には「次の列車は2分後に到着します」という電光掲示板が取り付けられました。日本の電車、地下鉄には詳細な時刻表がありますが、北京にはありません。特に夜間は、本数が減るので、一体どのくらい待たされるのか皆イライラ。白線の内側に入り、身を乗り出してのぞき込む人も多く危険でした。掲示板はとっても便利です。

“一列に並ぼう”運動

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2号線東直門駅。車椅子用のエスカレーターが新たに設置されました。しかし係員がいないので、まだ使えません

 また、中国は“割り込みが多い”というイメージを持っている方が多いと思いますが、五輪にむけ「一列に並ぼう」という運動が行われています。現在も係員が多く出て整列乗車を呼びかけ、運動は功を奏しているようです。先日、ちょっと列からはみ出ていたら、ちゃんと並びなさいと注意されました。気が抜けません。五輪の際は、キチット美しく並んだ列が見られることと想像します。

 ところで、7月9日に北京市交通委員会から「オリンピックとパラリンピックの期間中、大会関係者、ジャーナリスト、そして観客は無料で地下鉄を利用できる」と発表されました。具体的な開始日時など、詳細は追って発表されるそうですが。

 北京の地下鉄はリニューアルされ、便利になっていきます。次回は6月末から運用が始まった自動改札、そして五輪開催も目前に厳しさを増す安全検査についてお伝えします。

2008年7月11日  読売新聞)
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