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自称“じじいの星”無念の夢舞台…最年長の法華津、予選敗退

競技を終えて「ウイスパー号」上で帽子を取ってあいさつする法華津寛選手=佐藤俊和撮影

 馬場馬術の個人1次予選で今大会最年長の67歳、法華津(ほけつ)寛(アバロン・ヒルサイドファーム)は、得点率62・542。

 八木三枝子(新大宗ドレッサージュチーム)、北井裕子(ミキハウス)とともに上位25位に入れず、敗退した。

 団体は10位だった。

          ◇

 香港で14日夜に行われた北京五輪の馬場馬術で、全競技中で最年長となる法華津寛選手(67)が登場した。

 「よくやった」「怖くないよ」。法華津選手は愛馬「ウイスパー号」に声をかけながら、華麗なステップを刻んでいた。ところが、途中で愛馬が馬場の脇に設置されていた大型画面に驚いて逆走。20秒ほどで落ち着きを取り戻したが、点数が伸びずに予選落ちしてしまった。

 五輪は23歳で東京五輪に出場して以来44年ぶり。代表に決まってからは年齢ばかりが注目されたが、「前よりうまくなって出場できる実感がある」と受け流していた。

 東京五輪後、ビジネスの第一線で活躍していた間も妻の元子さん(60)に支えられながら、競技を続けてきた。法華津選手が海外出張の際、朝の馬の運動や馬小屋の掃除、わらの乾燥などは元子さんが引き受けた。

 東京の馬事公苑で夫の試合があるときは、一人娘の薫さんにトランシーバーを持たせて遊ばせておいて観戦。試合後に、馬場馬術の経験がある元子さんが「右脚の上がり方が足りなかった」などとアドバイスすることもあったという。

 法華津選手は2002年、21年間務めた都内の医療機器輸入販売会社社長を退き、本格的に競技を再開。ドイツで気に入った馬があり、いまは単身でドイツ住まいだ。

 東京五輪の時は障害馬術で個人40位。自称“じじいの星”は「人馬一体の妙技で予選突破したい」と意気込んでいただけに、結果には悔しそうだった。(小島剛、鈴木隆弘)

2008年8月15日02時06分  読売新聞)
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