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室伏に銅メダルの可能性…銀・銅2選手ドーピング「異常値」

 【北京=結城和香子】北京五輪陸上男子ハンマー投げで、2位のワジム・デビャトフスキーと、3位に入ったイワン・チホン(ともにベラルーシ)が、ドーピング検査で禁止薬物に異常値を示したことが明らかになった。

 今後陽性が確定し、メダルはく奪処分となれば、5位の室伏広治(33)(ミズノ)が繰り上がりで銅メダルを獲得する。

 チホンのマネージャー、パベル・ボロンコフ氏は4日、読売新聞の取材に「A、B両方の尿サンプル分析で、(男性ホルモンの)テストステロンに異常値が出た」と認めた。ただ、「AとBの分析数値に開きがあるなど納得できない点があり、確認を求めている」と語り、陽性確定までに時間がかかる可能性を示唆した。

 8月17日のハンマー投げ決勝から2週間以上たっていることについて、国際オリンピック委員会(IOC)のアルン・ルンクビスト医事委員長は、テストステロンが元々人体内にあるホルモンのため、異常値が出た場合、〈1〉選手の長期的な分析数値を入手・比較し、異常体質の可能性を調査〈2〉同位体比質量分析計(IRMS)で分析、人工的に作られたテストステロンかを識別――などの検査が必要なためとしている。

 室伏は、2004年アテネ五輪では、金メダルを獲得したアドリアン・アヌシュ(ハンガリー)がドーピング規則違反で陽性・メダルはく奪処分となったため、繰り上がり優勝した。

 チホンはアテネ五輪銀メダルで、世界選手権3連覇中。デビャトフスキーは2000年シドニー五輪で、筋肉増強剤ナンドロロンに陽性となり、2年の資格停止処分を受けている。

2008年9月4日08時32分  読売新聞)
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