(1)安藤美姫(フィギュアスケート)…4回転 もうこだわらない
表現力磨き「勝つためのジャンプ」
安藤美姫が変わった。女子では、世界で安藤しか成功させたことのない4回転ジャンプを今季、封印している。大技への挑戦は「自分らしさの象徴」でもあったが、特別なこだわりを持って臨んだ初出場のトリノ五輪から4年。メダルに照準を合わせた2度目の大舞台の今季、選手としての成長がこだわりを変えた。
転機は昨季の世界選手権だった。ショートプログラム(SP)4位でメダル圏内につけた。昨季は、試合で1度だけ4回転を跳んでいたが成功せず、その時も回避した。さらに、3―3回転ジャンプを3―2回転に難易度を落とした。ニコライ・モロゾフコーチの指示だった。「フィギュアはジャンプだけじゃなく、表現するスポーツ。それを理解できないなら、もう試合に出る必要がない」。言葉通り、ほぼノーミスで滑り切った結果、優勝した2007年以来のメダルとなる銅メダルがついてきた。
コーチの言葉で、意識改革を遂げた安藤。今季は自身の開幕戦であるロシア杯を前に、「4回転は跳びません」と明言。優勝した後も、「自分はジャンプ、ジャンプと考えて、スケートをやってきたところもあるが、それが間違いだと気づいた。もう4回転にはこだわらない」と言い切る。
オフは表現力に時間を割いて磨いた。ロシア杯、NHK杯でも昨季より高い評価を受け、技術点の得点源となるべき3―3回転ジャンプなしで、ほかのジャンプでもミスが出たにもかかわらず、2連勝した。
◇
表現者としての成熟がもたらした勝利だが、点数は伸びなかった。ロシア杯の171点台とNHK杯の162点台は、自己ベストの195・09点にも、最近の世界選手権メダルの目安である180〜190点台にも遠く及ばない。安藤は考えた。「表現力といってもジャンプは大事。バランスは難しいけれど、勝てる選手は両方備えている」。進歩した表現力がベースとして固まった今、カギは3―3回転の成功率アップ。五輪の表彰台には不可欠なテーマがはっきりと見えた。
「勝つためのジャンプ」へのこだわり。それは、決して昔の自分への回帰ではない。安藤自身の実感による一歩先の「意識改革」の表れだ。(宮崎薫)
◇
バンクーバー五輪シーズンが本格化してきた。本番でメダルを狙うため、あるいは、五輪の大舞台に立つために――。新たな自分を探したり、ルール変更への攻略法などを模索したりする選手がいる。それぞれの<チェンジ>に光を当てた。
|
-
運営話題
エコで快適な選手村、高木美帆選手も大喜び (2月10日 13:34)
【バンクーバー=吉永亜希子】バンクーバー冬季五輪とパラリンピックの選手村が9日、報道陣に公開された。(2月10日 13:34) [全文へ]
-
スキー
岡部主将「高ぶりある」ジャンプ陣現地入り (2月10日 10:51)
【バンクーバー=萱津節】12日に開幕するバンクーバー冬季五輪で、日本選手団主将を務める岡部孝信選手(39)らスキー・ジャンプ陣が9日、バンクーバー入りした。(2月10日 10:51) [全文へ]
-
スキー
公式練習短縮「大丈夫」、スノボHP代表到着 (2月10日 10:35)
スノーボード・ハーフパイプの日本代表7選手が9日、バンクーバー入りした。(2月10日 10:35) [全文へ]
-
スケート
スピードスケート韓国チーム、初の氷上練習 (2月10日 10:17)
【バンクーバー=畔川吉永】スピードスケート・男女短距離の精鋭がそろう韓国代表チームが9日、バンクーバーで初の氷上練習を行った。(2月10日 10:17) [全文へ]
-
スケート
高木美帆が氷上練習「調子上がっている」 (2月10日 08:04)
【バンクーバー=畔川吉永】バンクーバー五輪・スピードスケート日本代表の15歳、高木美帆(北海道・札内中)は9日、約1時間の氷上練習。(2月10日 08:04) [全文へ]
-
スキー
「調子いいです」上村愛子、初滑りに好感触 (2月9日 22:28)
【バンクーバー=三室学】バンクーバー五輪で活躍が期待されるフリースタイルスキー・女子モーグルは開会式翌日の13日(日本時間14日)に行われる。(2月9日 22:28) [全文へ]
-
スケート
Sトラック代表・美馬や伊藤ら意欲の会見 (2月9日 19:53)
【バンクーバー=宮崎薫】スピードスケート・ショートトラックの日本代表選手らが8日、バンクーバー市内で記者会見し、13日から始まるレースへ向け、抱負を述べた。(2月9日 19:53) [全文へ]
-
運営話題
バンクーバー、水辺を守る「ソーセージ」 (2月9日 14:51)
【バンクーバー=吉永亜希子】バンクーバーは三方を海や川に囲まれているため、冬季五輪としては初めて、水辺の警備が実施される。(2月9日 14:51) [全文へ]
-
運営話題
聖火、誰が点火?本命「偉大なる男」だが… (2月9日 14:20)
12日に行われるバンクーバー五輪開会式の聖火点火者について、カナダのメディアは、様々な予想を行っている。(2月9日 14:20) [全文へ]
-
運営話題
フリースタイル「競技中止ない」IOC会長 (2月9日 11:17)
国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・ロゲ会長は8日記者会見し、バンクーバー五輪前の薬物検査でロシアの距離スキー、バイアスロン選手数人が相次いで陽性となっていることについて、「ロシアの国内連盟会長、スポーツ相に対策を強化するよう要請した」と語り、薬物使用が組織的である可能性への懸念を示した。(2月9日 11:17) [全文へ]












