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日本のソリはドイツの中古「4年後こそ国産で」

 ボブスレーで日本のソリは、3回戦突破ラインに0秒6届かなかった。

 鈴木は「スタートタイム、パイロットの技術、道具のすべてがそろわないと、互角には戦えない」と肩を落とした。

 ボブスレーは「氷上のF1」とも呼ばれる。ただし、よく似ているのは、スピード感だけではない。F1が自動車メーカーの技術力を競い合う場でもあるように、強豪国はソリの開発でもしのぎを削っている。

 例えば、イタリアはフェラーリ社から技術協力を受けているし、米国では自動車レースシリーズ「NASCAR」のチームが知恵を与えている。対して、日本にはソリを作るメーカーがない。2人乗りは、10年前にドイツから買った「中古車」。新しいソリを買おうにも、五輪前に速いソリをライバル国に売ってくれるほど、お人よしはいない。

 「ソチ五輪は国産ソリで戦おう」という壮大な構想がある。今回は第1段階として、F1サーキットがある三重・鈴鹿の腕利き職人に、操作性を向上させる部品を新調してもらった。だが、すぐに強豪国に追いつけるほど簡単ではない。

 「4人乗りで挽回(ばんかい)したい」。鈴木は唇をかみしめた。(岡田卓史)

2010年2月22日15時59分  読売新聞)
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