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    フィギュアスケート

    データ検証・「新4回転時代」はどうなったのか

     男子フィギュアスケートは昨シーズン、「新(真)4回転時代」を迎えたと言われた。宇野昌磨が4回転フリップに、羽生結弦が4回転ループにそれぞれ世界で初めて成功、有力選手の多くが複数の4回転ジャンプを組み込むようになった。ところが、さらに進化すると思われた今季は停滞している。羽生は練習中に転倒、戦線からの一時離脱を余儀なくされた。成功してもクリーンでない着氷をする選手も目立つ。4回転ジャンプの現状はどうなっているのか。12月7日から名古屋で始まるGPファイナルを前に、データで検証する。(読売新聞編集委員・三宅宏)

    災難に見舞われたスケートアメリカ

    • スケートアメリカのフリーで転倒するネーサン・チェン(2017年11月25日、武藤要撮影)
      スケートアメリカのフリーで転倒するネーサン・チェン(2017年11月25日、武藤要撮影)

     11月下旬に行われたGPシリーズ最終戦・スケートアメリカが、今季の4回転ジャンプの低迷ぶりを示していた。

     「4回転の申し子」とも呼ばれるネーサン・チェン(米)はフリーで2度も転倒、さらに、2回転になってしまう失敗もあった。

     やはり4回転ジャンパーとして名をはせる金博洋(中国)はフリーで3度着氷したものの、出来栄え点の合計はマイナス(-1.63点)に終わった。フリーで2度成功のセルゲイ・ボロノフ(ロシア)も出来栄え点の合計は-0.46点だった。

     ショートプログラム(SP)で4回転を組み込んでいないアダム・リッポン(米)はフリーで4回転ルッツに挑んだものの、「ダウングレード」の3回転とみなされた。NHK杯ではフリーの4回転が「回転不足」と判定されているため、GPポイント5位のリッポンはGP戦で4回転を1度も成功させないまま、ファイナルに出場することになる。

     スケートアメリカではこのほか、ダニエル・サモーヒン(イスラエル)がフリーの演技中に4回転サルコーで転倒、左肩を強打して演技続行が不可能になるアクシデントもあった。

    2017年12月05日 07時50分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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