文字サイズ
    フィギュアスケート

    【四大陸選手権女子解析】気になる宮原の回転不足

     台湾で開かれているフィギュアスケートの四大陸選手権は26日、女子が終了、宮原知子はショートプログラム(SP)1位、フリー3位で、総合3位だった。ただ、平昌五輪を目前に控えるこの時期、順位は重要ではない。大事なのは、左股関節の疲労骨折から復活して、五輪代表にまでこぎつけた日本女子のエースが、五輪に向かって順調に進んでいるか否かだ。宮原が今季出場した過去4大会のデータと比べて分析する。(読売新聞編集委員・三宅宏)

    今大会では計3度も指摘を受けた

    • 回転不足の課題が残った宮原(2018年1月25日、時事)
      回転不足の課題が残った宮原(2018年1月25日、時事)

     宮原が優勝を逃した直接の、そして最大の要因は、フリーの3回転サルコーで転倒したことだろう。故障明け初戦のNHK杯からこれまで、3回転の予定が2回転になったりしたジャンプはあったものの、転んだことはなかった。勝負に限っていえば、一度の転倒が大きく響いた。

     転倒より気になるのは、ジャンプの回転不足が改善されていない点だ。

     この大会では、SPで1度、フリーで2度の指摘を受けた。

     今季の宮原は回転不足が目につき、全5戦で回転不足がなかったのはスケートアメリカの一度しかない。しかも、指摘を受けるのは、得点源である連続ジャンプで計8度と最も多い。基礎点が2番目に高いルッツでの該当も5度を数える(連続ジャンプでの指摘と重複あり)。回転不足は基礎点が下がる(3回転ルッツなら6.0点が4.2点に)うえに、出来栄え点でもマイナス評価になる。高得点を狙えるはずのジャンプでのミスは痛い。

     4回転ジャンパーがおらず、ジャンプの基礎点で差がつきにくい女子では、こうしたミスの積み重ねが致命傷になりうる。宮原は「ジャンプの質の向上に重点を置き、エッジでしっかりおりる着氷」を意識して今大会に臨んだようだが、課題は積み残しになったと言える。

    2018年01月27日 10時28分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

    おすすめ

    記録は時事 ©IOC 2018 Copyright © JIJI PRESS Ltd. All Rights Reserved.
    OARはロシアからの五輪選手
    日本の獲得メダル 4 5 4
    国別メダル
    1 norノルウェー 14 14 11
    2 gerドイツ 14 10 7
    3 canカナダ 11 8 10
    7 kor韓国 5 8 4
    11 jpn日本 4 5 4

    2/25 17:17

    PR
    今週のPICK UP
    PR
    今週のPICK UP
    プレゼントなど特典が満載! 読売ID登録(無料)はこちら