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    最古のハンマー、電気走調機…羽田空港で五輪展

    • 東京五輪に向けて開発された電気走調機(ペースメーカー)
      東京五輪に向けて開発された電気走調機(ペースメーカー)

     2020年の東京五輪・パラリンピックへのムードを盛り上げるため、羽田空港内のディスカバリーミュージアムで開催されている「未来をつなぐレガシー展」(読売新聞社主催)は3月18日から、第4期「アスリートたちの挑戦…伝える、つなぐ」が始まった。

     1964年の東京五輪では選手強化対策本部が設置され、科学的なトレーニングも導入された。その結果、それまでの大会で最多のメダル29個(金16、銀5、銅8)を獲得して、スポーツ大国への仲間入りを果たした。

     今回の展示の目玉は、東京五輪を目指す陸上競技の中長距離選手のために、走るペースを体得させるために開発された「電気走調機(ペースメーカー)」。1961年から、旧国立競技場で利用されていたという。

     それまでレースのペース配分は、コーチや選手の勘に頼っていたが、機械の制御により世界トップクラスの選手らの走りを、流線型のマシンを追いかけることで実感できるようになった。現在、国立スポーツ科学センター(JISS)が中心となって行っている科学的トレーニングの先駆けと言える。この機械を使った当時の練習風景もビデオで流されている。

    • 日本最古のハンマー
      日本最古のハンマー
    • 君原健二さん、高橋尚子さんらのレースシューズ
      君原健二さん、高橋尚子さんらのレースシューズ
    • 2012年ロンドン大会の聖火トーチ
      2012年ロンドン大会の聖火トーチ

     面白いところでは、日本最古のハンマーが目を引く。砲兵工場で作られ、木の柄が付き、1883年の第1回東京大学陸上運動会で使われた記録が残っている。

    陸上シューズや聖火トーチの変遷も

     陸上のシューズの変遷もたどれる。早大時代、長距離走選手として活躍した河野一郎元農相の足袋や、メキシコ五輪のマラソンで銀メダルを獲得した君原健二さんのシューズから、いずれもマラソン女子で金メダルを獲得した高橋尚子さんのサイン入りシューズや、野口みずきさんが使用していたものと同じタイプの靴までが飾られ、シューズの進化がひと目で分かる。

     また、聖火リレーが始まった1936年のベルリン大会以降の聖火トーチが何本も展示されている。それぞれ凝ったデザインが施されており、芸術作品として見る事もできそうだ。一方、大会のマスコットも多く飾られている。会期後半には2008年北京五輪などのマスコットに展示替えされる予定。そのほか、モントリオール五輪の体操で金メダルを獲得したナディア・コマネチさんのサイン入りユニホームなど、過去の五輪への記憶がよみがえる。

     ディスカバリーミュージアムは国内線第2旅客ターミナル3階にあり、P4駐車場連絡口の先にある。6月25日まで。開館時間は午前11時から午後6時半(土日祝日は午前10時から)。入場無料。問い合わせは、同ミュージアム(03・6428・8735)へ。

    2017年03月18日 10時47分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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